犬は嫌がらせで粗相をするの?【要注意】粗相対策に重要なこと

犬 嫌がらせ 粗相

関連記事
ウソみたいに愛犬がお利口さんになる特別な秘訣を大公開です!
ホント!?今からでもお利口さんな犬にできるしつけ方法があるの?

犬は嫌がらせで粗相をするの?

トイレトレーニングが終わったはずなのに、トイレ以外で嫌がらせのように粗相をするようになったり、トイレの場所はちゃんと覚えさせたのに、トイレに行って排泄をしない…

まるで飼い主さんに嫌がらせをしているかのように粗相をする犬に、手を焼いていらっしゃる方は実はけっこうたくさんいらっしゃいます。

それでは、犬は本当に飼い主さんに対して嫌がらせをしようと思って粗相をしているのか?というと…

答えは「違います!犬は嫌がらせをしようと思っていません」という解答になります。

確かに、まるで嫌がらせをしているみたいに思えることがあるのはわかります。

ただ、そもそも犬の脳では「嫌がらせをしよう」とは思えないんですね。

犬は賢い動物ですが、犬の脳では先のことを予測することはできないため、「嫌がらせ」といった「これをしたら飼い主さんは嫌な思いをするかもしれない」という思考ができません

嫌がらせというのは、先のことを予測しさらに相手の気持ちを考えるという高度な思考が必要になるんですが、それができる脳は人間を含む霊長類しか持っていません。

嫌がらせというネガティブでよろしくない思考を生むには、高度な脳処理が必要で、しかもそれができるのが人間というのは何とも皮肉な感じがしますが(^^;)

だから、犬が嫌がらせをしようなんてみじんも考えていないで行った行動を見た人間が、その高度な脳処理で「犬が人間に嫌がらせをしているんじゃないか?」と疑っているという状態です。

ぷりこ

待って!犬の脳で嫌がらせができないというのはわかったとしても、どう考えてもわざとしているでしょ!?ってことはたくさんありますよ!

ワンコ先生

良いところに気がつきました!犬は「嫌がらせ」で粗相をすることはありませんが「わざと」粗相をしている可能性はあるんです。

嫌がらせのほかにも、「わざと」していると感じる犬の行動はあると思います。

態と(わざと)を広辞苑で調べてみると、

①ことさらに。わざわざ。
②格別に。きわだって。
③正式であるさま。
④故意に。意図的に。
⑤心ばかり。少しばかり。

とありまして、「悪意を持って」行っているとは解釈されていません。

「嫌がらせ」はその意味の通りに、相手が嫌だと思う行動を行うことで、わざとというのは意図的にする行動だけどそこに悪意はないと解釈することができます。

だから、犬は嫌がらせで粗相はしないけど、わざと粗相をしてしまうことはあると言えるわけです。

MEMO
~「わざと」の解釈について~

今回、広辞苑と、大辞林、大辞泉で「わざと」についての言葉の意味を調べましたが、ネット上のweblio辞書では「多く悪意を伴った行動に用いる」という一文がつけくわえられていました。

国語としての解釈は色々とあると思いますが、今回は犬の習性や思考をわかりやすくお伝えするためですので、わざとの解釈を「悪意がない」と定義させていただきますのでご了承くださいm(__)m

このあと、犬がわざと粗相をする理由などについても見ていきますが、それをスムーズに理解するためにも私たち飼い主がしたほうが良い重要なことがあります。

犬に嫌がらせのような粗相をさせないために重要なこと

初日は無視していい?

現代の室内で飼うスタイルが主流になったことによって、私たち飼い主と犬との関係はさらに密接なものになりました。

そのため、犬へのしつけの重要性が一気にアップした状態であると言えます。

犬は犬社会でのルールや習性がありますが、人間社会では犬のルールや習性のままに生活をしてしまうと、人間社会のルールに反してしまうことがあります。

その大きな例がトイレのしつけです。

犬社会のルールや習性によると、犬は自分が寝るところから遠い場所で、敵に襲われない安全な場所であればどこで排泄をしてもかまいませんでした。トイレで排泄をするという概念自体を持っていません。

でも、人間社会で、しかも室内で好きな場所に排泄されたら、清潔な環境を保つのが大変になってしまうので、犬にもトイレで排泄させるしつけをしているわけです。

犬へのしつけというのは、飼い主さんの言うことを聞かせるために行うのではなく、犬がストレスを感じないで人間社会で人間と一緒に快適に過ごしていけるように、人間社会のルールを教えることです。

そのために非常に重要なのが

  • 犬について知る
  • 信頼を得て主従関係を築く
この2つです。

犬について知るというのは、犬の思考・犬社会のルール・犬への伝え方・犬との接し方などをきちんと知って、しつけを行っていってほしいということです。

人間のルールだけを無理やり押し付けるのではなく、相手を理解して柔軟な考え方や対応ができるようにならないと、飼い主さんも犬も窮屈になってしまいます。

また、しつけをするにしても、犬について知らない状態でしつけをしても、単なる芸を教えているような状態になってしまっている飼い主さんが少なくありませんし、犬も覚えるまでの時間が無駄にかかってしまいます。

こちらのしてほしい行動を犬にわかりやすく正しく伝えることができないと、犬は混乱するだけで、「おやつをもらえるから」「ただの遊び?」と思って、気が向いたときにだけやることになってしまいます。

信頼を得て主従関係を築くというのは、主従関係を築くというと「上下関係を教える」ということと同じ意味だと誤解されるので「信頼を得て」とつけましたが、要は愛犬に飼い主さんのことを大好きになってもらって飼い主さんの指示に従いたいと思われるようにするということです。

ちょっと前には、犬に自分より順位が下だと思われないように厳しく接するとか、なめられちゃいけないから毅然とした態度をとるといった考え方が多かったですが、今は世界的にこの考え方じゃなくなっています。

飼い主は、しつけのトレーニングを通して犬に心から信頼され、飼い主さんと一緒にいれば安心していられるし、飼い主さんからの指示に喜んで従いたいと思われることが必須になるんですね。

犬について知り、信頼を得て主従関係を築くことは犬のしつけをするにあたって絶対的に必要なことだし、しつけをスムーズに再短期間でできるようにする秘訣でもあります。

犬が嫌がらせではなくわざと粗相をする理由は?

共働き飼い方

犬が一度は覚えたはずのおしっこやうんちをトイレでしないで粗相してしまうのには犬なりに重大な理由があります。

  • 病気のため
  • トイレの環境が気に入らないため
  • おしっこの匂いがしたため
  • 粗相を叱られたことがあるため
これらの原因が考えられます。

病気というと泌尿器の病気は頻尿という症状があり、腎臓やホルモンの病気には多飲多尿の症状があるため、トイレまで間に合わなくて粗相をしてしまうことが考えられます。

きれい好きな犬にとって、トイレが汚いと判断してしまったり、トイレの場所が落ち着かなくて気に入らないと思うと、トイレですることを嫌がり他の場所で排泄をしようとしてしまいます。

また、一度粗相をしたところのおしっこの匂いが残ってしまっていると、そこがトイレだと勘違いしておしっこの匂いのあるところに再度排泄をしてしまうことがありますし、粗相を叱られたことがあると排泄自体を悪いことだと思ってしまって、隠れて排泄をしたり食糞する原因にもなります。

これらは嫌がらせやわざと粗相をしているわけではなくて、一般的に粗相をしてしまう原因になってしまうことです。

犬に悪意はないので嫌がらせではないですが、わざと粗相をするのはどんな時かというと

  1. かまってほしい時
  2. 愛情表現
  3. ストレスを感じているとき
この3つの原因が主に当てはまりますが、犬はわざとしているわけではないけど人間側が勘違いをしてわざと粗相をしているように見えるのは

  1. トイレまで間に合わなかっただけ
  2. はみ出してしまっているだけ
という2つの理由が考えられます。それぞれを詳しく見ていきましょう。

かまってほしい時

犬にとって、大好きな飼い主さんと触れ合う時間は人間の想像以上に大切な時間です。

仕事で忙しいとか、やらなくてはいけないことがたくさんあるといった人間社会の忙しさにかまけて愛犬への関心が薄れてしまうと、犬はそれを敏感に感じとります。

犬は、飼い主さんのスケジュールとか忙しいのは一時的なことなどの飼い主さんの事情が全く分かりませんから、飼い主さんからの関心が薄くなるともう自分に関心を向けてくれないかもしれないという不安を感じます。

そういった不安から、飼い主さんの関心を全力で引こうとすることがあるんですね。

犬は未来の予測はできませんが、過去に経験したことは記憶しています。

例えば、過去にケガをして飼い主さんに心配してもらったり、とても注目してくれたという記憶は残っているので、足を引きずってケガをしたふり=仮病をすることもあります。

これは飼い主さんを騙そうとしているわけではなく、飼い主さんに注目してほしい一心の健気な演技と言えるんです。

粗相をすることもその1つで、トイレ以外で排泄をすることで、飼い主さんがビックリして声をかけてくれたことや、自分のしたおしっこに対して夢中になっている姿(実際はお掃除をしているだけですが)を見ることで、自分に注目してくれていると感じます。

このように飼い主さんの関心が薄れたと感じると、また自分に関心を持ってほしい!もっと自分をかまってほしい!という気持ちからわざと粗相をすることがあります。

ただ、粗相をしたことで飼い主さんの関心を得られると学習してしまうと、今度はそれがエスカレートをしてきて、自分の要求を通すために粗相をしてしまうようになることもあります。

自分の要求を通そうとするときは、吠えたり噛んだりする場合が多いですが、粗相をするという行為で要求を通そうとする場合もあるので、見極めが大切です。

愛情表現

犬のおしっこは、ただ体内で不要になった水分や老廃物を排出するだけの行為ではありません。

犬のおしっこには、その犬の大事な個人情報が詰まっていますので、挨拶に使うこともありますし、気持ちの表現にもおしっこを使います

例えば、犬同士もそうですが飼い主さんに対して、相手にお腹を見せながらおしっこをした場合、それは相手に服従をしていますという気持ちを表しています。

これは子犬の頃に、母犬に対して愛情表現として少量のおしっこをするという行為からきているものだと考えられますが、おしっこをすることで自分の気持ちを表現する文化が犬の社会にはあるんですね。

そして、お腹を向けなくても飼い主さんを見ながらおしっこをするときは、飼い主さんに対して強い信頼を表現していると言われています。

でもこれを知らないと、飼い主さんとしては自分を見ながら愛犬がおしっこをしていたら、「わざとおしっこをした!」「確信犯だな!」と誤解をしてしまうかもしれません。

基本的に、粗相をしている犬を叱ってはいけないものですが、間違っても信頼を表現してくれている愛犬に対して間違った行動をとると犬からの信頼が壊れてしまうので、本当に注意をしてください。

ストレスを感じているとき

犬は飼い主さんを信頼して、安心して従えていない状態だと、人間社会でストレスを感じやすい状態で生活をしています。

ストレスを感じ続けてしまうと、人間同様にホルモンのバランスが崩れたり、自律神経がおかしくなったりして問題行動に繋がりやすくなります。

犬がストレスを感じる筆頭にあげられるのが愛情不足と運動不足です。

運動不足は暴れるなどの行動になりやすいですが、愛情不足の場合は粗相をするという行動に繋がる可能性が高くなります。

その他、自分への愛情にも敏感ですが、家庭内の不和など家族間の関係が悪いことでも、平和主義の犬は群れの平穏を保ちたいと考えるのでストレスを感じてしまいます。

犬はストレスを感じると、精神的に不安定になってしまうので、本来はおとなしかった犬でも攻撃的になったり、飼い主さんの指示に従えなくなったり、粗相をしたりするようになります。

子犬の場合、慢性的な寝不足からストレスを感じてしまうことも増えていて、トイレトレーニングに時間がかかったり、やっと覚えたトイレなのにすぐ逆戻りするといったことに繋がります。

これらのように根が深いストレスではなくても、犬は飼い主さんに八つ当たりをすることがあるので、嫌いなケアをされたときに感じた軽いストレスを発散するかのようにわざと粗相をすることもあります。

犬としては八つ当たりをしているつもりではなく、感じたストレスを発散させているだけの行為かもしれませんが、人間側から見ると「嫌がらせ」をしているように見えるのと同じく「八つ当たり」をしていると見えてしまいます。

トイレまで間に合わなかっただけ

飼い主さんが外出中で見ていない時におしっこやウンチがよくされていたら、留守番をすることに対する嫌がらせなのか?と思ってしまうかもしれません。

でも、これは嫌がらせやわざとしているわけではなく、ただ単純にトイレまで間に合わなかった可能性もあります。

例えば、水を飲み過ぎてしまった場合はそれだけ排尿も増えてしまい、子犬だと我慢がしにくいこともあって粗相になってしまったなども考えられます。

あとは、フードを変えたときなどは要注意です。

良質なフードというのはうんちの量が減って、栄養がしっかりと体に吸収されやすくなりますが、質があまりよろしくないフードはうんちの量が増えます。

前のフードよりランクを下げたわけではないけど、愛犬の体質に合わないフードだとうんちの量が増えることがあります。

あと、ダイエットフードは基本的にうんちの量が増えます。

この理由ですが、犬は雑食ではあるんですが消化吸収の面から言えば肉食に対応されている体の構造なので、食物繊維とか穀類を消化するための酵素がとても少ないです。

穀類などはかさ増しなどに使われることが多いんですが、食物繊維の多いダイエットフードやかさ増しの穀類が多いフードだと、犬によってはうんちの量が大量になってしまうことがあります。

そうすると、トイレまで我慢ができずに粗相になることがあります。

はみ出してしまっているだけ

子犬は特にですが、犬は自分の体長をしっかりと把握していない子もいます。

排泄をする前はクルクル回る犬が多いですが、トイレシートの上をクルクル回っていざ排泄をしようという段階で、すでに後足がシートからはみ出てしまっている場合もあります。

トイレトレーにトイレシートを挟んで使っている場合などは、トイレの大きさが小さいことも多く、はみ出しなどでトイレ外にしてしまうことは少なくありません。

ただトイレシートを遊んで噛みちぎってしまう犬にはトイレトレーなどを使わざるを得ないかもしれませんが、速乾洗えるトイレ下敷きマットといった使い捨てタイプではないものなら噛みちぎられることもありませんので探してみると良いかもしれません。

トイレの近辺で粗相をすることが多かったら、はみ出してしまっているだけの可能性を考えて、トイレの大きさを倍くらいに広げるだけで解消することもよくあります。

はみ出してしまっているだけの場合は、犬はちゃんとトイレで排泄をしているつもりになっているので、叱ることはしなくても飼い主さんが不満そうな表情をするとその表情を見た犬は、なぜ飼い主さんの機嫌が悪いのかわからずに混乱してしまいます。

トイレのすぐ近くで粗相をしている場合はまずトイレマットの大きさがあっているか観察してみてください。

犬がわざと粗相をしたときの対策は?

犬を飼うこと

犬は嫌がらせで粗相をすることはありませんが、わざと粗相をすることが分かりました。

わざと粗相をする理由は、かまってほしい・愛情表現・ストレスの3つでしたね。

愛情表現は、愛情で粗相をするという事実を知っておけばよいですが、かまってほしい・ストレスに関しては飼い主である私たちで対策をとってあげないといけません

犬にかまってほしいとかストレスになる生活をさせてしまっているとしたら、それは犬との生活リズムが乱れてしまっていることが考えられます。

犬は大好きな飼い主さんが指示を出してくれるまで、非常に我慢強く待つことができる動物ですが、その飼い主さんが犬のことをあまりわかっていない場合は飼い主さんを信頼することができません。

信頼することができなくなると、犬は犬社会のルールで判断していかないといけなくなるんですね。

すると、人間社会のルールと違う部分が多く出てきますからさらにストレスを溜めてしまうという悪循環な状態に陥ります。

ということは…

冒頭でお話しさせていただいたように、犬について知ることと信頼を得て主従関係を築くということは犬と一緒に生活をするために必須なことだとお分かりいただけると思います。

犬が粗相をしてしまうときの対策としても、イヌバーシティというしつけ教材をご覧いただいて、犬をよく理解して正しくトレーニングをしていくことがとても重要です。

なぜここでイヌバーシティのお話をしているかというと、イヌバーシティを実践していくと、犬にかまってほしいと思わせたり、犬にストレスを与えることというのがほとんどなくなるはずなんです。

犬が「さみしい」とか「飼い主さんが自分を見てくれない…」といった不安を持たせないために、普段からどうやって犬と接すればいいのか?どうやって遊んであげればいいのか?といったことが分かるようになるので、嫌がらせのような「わざと」の粗相はしなくなります。

犬がわざと粗相をしたときの対策というと、犬のストレスの原因を取り除いて、犬に信頼され不安を与えないようにすることしかありません

犬がどんなことにストレスを感じているのか?ということをよく観察して1つ1つ取り除けばいいですが、それは時間もかかりますし、本当にそれが重大なストレスなのか?という判断をつけるのも難しいことです。

それよりも、根本的な部分で犬との正しい生活のしかたや犬に信頼される主従関係の築き方を知り実践したほうが、粗相だけじゃなく全ての問題の解決にもつながります

犬がわざと粗相をしていると感じている場合は、犬との生活を見直す良いチャンスとも考えられるので、ぜひイヌバーシティの実践を検討してみていただきたいと思います。

>>イヌバーシティの公式サイトを見てみる

犬の粗相と分離不安について!原因と対処法

子犬の留守番中のトイレ

犬がわざと粗相をしてしまうのは、心の病気になっている可能性もあります。それが分離不安という問題行動です。

分離不安というのは、犬が飼い主さんに対して過度に依存することで起こる心の病気です。

普段から飼い主さんに依存している犬は、一人にされることに極度の不安を感じ、その不安が強すぎて恐怖を抱くまでになり、心のバランスを崩してしまいます。

そのために、1人でお留守番をさせられる状態になったとき、不安からだったり恐怖を紛らわすためなどから粗相をしてしまったり、破壊行動を行ってしまいます。

犬がこういった分離不安になってしまう原因は、飼い主さんが正しく犬を理解することなく、正しいトレーニングも行ってあげないで、ただただ甘やかせてしまうことが原因です。

犬をかわいいと思う気持ちは大切ですが、その気持ちをいつも一緒にいて片時も離れないとか、しつけをしないで何をしても許しているといった間違った生活を送ると、犬は精神的に自立ができなくなり飼い主さんに依存するようになります。

飼い主さんに依存しやすい傾向にあるのは、愛情欲求の強い小型犬や愛玩犬に多く見られます。

分離不安は、犬が1人で留守番をしているときにだけ出る問題行動であることが大きな特徴です。だから飼い主さんと一緒にいられる時は何の問題行動も起こさない甘えん坊の犬というだけです。

「そんなうちの子がとんでもなく愛おしい」と思う飼い主さんもいらっしゃることはわかっていますが、いつでも絶対に犬と離れずにいることは非常に難しいのではないでしょうか。

考えたくはありませんが、日本は災害の多い国ですし、災害に巻き込まれてしまった場合に犬と一緒にいられないこともあるかもしれません。

また、どんなにかわいがって、大切に育てていても病気になる可能性はあります。

動物病院に1人で止まらないといけない状態になったときに、ずっと不安や恐怖を感じていたとしたら、治る病気も悪化してしまいます。

分離不安になっている犬の代表的な行動を見てみましょう。

  • 飼い主さんが出かけようとすると落ち着かなくなり吠える
  • 留守番中は吠え続ける
  • 一人にされると震えが止まらなくなる
  • 体を舐め続けて自傷行為をする
  • 怖さのあまり失禁(おしっこの粗相)をする

どうでしょう?

とてもかわいそうではありませんか?

分離不安になってしまった犬は、ただひたすら一人でいる恐怖と闘い続けないといけなくなります。

こんな怖い思いをさせる飼い主さんに対して信頼することもできなくなるでしょう。

放っておくと、犬の心を壊してしまいかねない病気なんですね(´・ω・`)

分離不安の治療はどうするの?

犬が分離不安だと疑える場合は、一度心の問題にも対応してくれる獣医さんに相談してみることをおすすめします。

投薬による治療方法もありますが、それよりも一人に慣れさせていく治療を優先して行うべきです。

最初は数秒でよいので、犬の前から完全に姿を消すという時間を作り、その時間をだんだん伸ばしていきます。

そうすることで、犬は飼い主さんの姿が見えなくなっても、必ず帰ってくるということを学びますので、1人でいる時に感じる不安が恐怖ほど強くない状態にできます。

ただこれは本当に時間をかけて、数秒から数十秒、1分、3分、5分というように徐々に時間を伸ばしていかないとなかなか慣れることができないと思ってもらったほうが良いです。

数分何事もなく待てるようになってきたら、1人でいる時におもちゃを与えて一人遊びができるようにしたり、フードを入れられる知育玩具で遊べるような環境を用意して、待てる時間をさらに伸ばしていきます。

分離不安の症状が起こる(一人になった不安がピークに達する)のは、留守番開始から30分と言われています。

1人で何事もなく30分待てるようになると、そのあとは数時間待てるようになるケースが増えます。

分離不安の治療はとても長い目で見て、無理をしないで徐々に行い、犬の心を壊さないように細心の注意をしながらトレーニングをしていきましょう。

犬がお留守番中に粗相をしないための注意点

24時間の留守番

分離不安も含まれますが、そこまで行かなくても飼い主さんが外出してしまうことを不安に思ってしまう犬はいます。

不安を感じると、粗相に繋がりやすいので、外出から戻ってみたら部屋の中が排泄物だらけで掃除が大変だというお話、実は本当に多くてよく聞くことではあります。

飼い主さんが外出中に愛犬に粗相をさせないためには「犬を興奮させないようにする」ということが一番です。

それには外出の前後の飼主さんの行動に注意をする必要があります。

まず外出の前ですが、犬を一人にしてしまってかわいそうだという気持ちから、せめて出かける前に犬と触れ合ったりかまてあげたりすると、犬は嬉しくて興奮します。

その状態で飼い主さんが出かけてしまうと、ひとりになった犬は急に強い不安を感じてしまいます。

また、帰ってきた時も同じで、帰ってきたとたん「ただいま~」と言いながら犬に接してしまうと犬は喜んでまた興奮してしまいます。

このように犬を何度も興奮させてしまうことで、興奮しやすい犬に育ててしまいますし、興奮と一人ぼっちのギャップが激しくて不安を感じ、それが恐怖を抱くまでの心の動揺にしてしまいかねません。

犬はできるだけいつも穏やかな気持ちでいられることが理想ですので、外出前には犬を興奮させないようになるべく接しないことを心がけて「行ってきます」といった挨拶などもしないで出かけるようにしてください。

帰ってきてからも、「帰ってくるのは当然」という態度でテンションを上げないように帰宅してください。

もし犬が帰ってきたことを喜んで興奮しても、それには取り合わず、犬の興奮がおさまってから声をかけるようにしていきましょう。

犬は、飼い主さんが外出しても必ず帰ってくるということが理解できれば、興奮したり不安にならずに待つことができます

犬が動揺しないためにも、飼い主さんは当然のように外出して当然のように帰宅することを心がけていただければ、犬の興奮を防ぐことができます。

最後に

犬は飼い主さんに対して嫌がらせをして粗相をするのか?ということを見てきました。

飼い主さんから見ると嫌がらせをしているように見えた犬の行動ですが、犬には悪意がないことや犬の脳の処理が不可能であることから、嫌がらせで粗相をしているわけではないことが分かりました。

犬は人間にとって身近な存在ですし、長い間一緒に生活をしてきた相棒でもあるので、今さら犬のことなんて知っていると思ってしまってもおかしくありません。

でも、明らかに犬社会と人間社会では守らなきゃいけないルールが違いますし、脳処理の性能も違うので、人間側の考え方で見てしまうと正しく理解できていない面もあります。

犬は言葉で飼い主さんに訴えられませんので、私達が犬についてもっと深く知ろうとする気持ちが大切です。

しかも粗相は飼い主さんにとって掃除をするなどの負担になりますし、ストレスにもなってしまうことなので、できるだけ早く粗相をしない犬にしていかないといけません。

ぜひ、犬を知り、信頼を得て主従関係を築くことを意識して、愛犬と接していただければと思います。

当サイト限定特典をプレゼント!

しほ先生との音声対談の限定特典をプレゼントします!教材には書かれていない効率よく訓練するために気を配ると良いことやしつけでうまくいかないときにすると良いことなどなど愛犬家のみなさまにとって、効率的にしつけができるようになる「虎の巻」といった内容です!

公式サイトを見る

お手続きのご不安を解消させていただくために「ご購入までの流れ」をご用意しております(^^)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です