ぷりこ
ワンコ先生
この記事に書かれていること
子犬(2ヶ月くらい)の飼い方~共働きの場合注意すべきこと
この記事は共働きをされているご夫婦やカップルで、子犬を飼うことを検討されている方がご覧いただいているのだと思います。
もしくは、もう子犬と一緒に住み始めているかもしれません。
たぶん、共働きなので子犬と接する時間が短くなってしまうことで生じるお留守番問題やちゃんとしつけができるかなどに不安を感じていらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、2ヶ月くらいの子犬の飼い方として共働きで飼う時に注意すべきことをご紹介していきます。
これからトイレトレーニングや留守番、ハウストレーニングやお散歩、といったしつけをする場面が多くなります。
その時にこの注意すべきことについて知っておかないと、
[list class="li-check"]- しつけに時間がかかってしまう
- 間違えたしつけをして子犬の行動を悪化させてしまう
- 飼い主さんにも子犬にも大きなストレスがかかってしまう
ちょっと脅かすようですが、この3つは確実といって良いほど経験してしまうことになります。
特に、生後2カ月くらいで迎えられる子犬ということは、ブリーダーさんからではなくペットショップなどから迎えられるのではないでしょうか?
ただ、ものすごく大変になってしまうのは「何も知らない」状態で2カ月くらいの子犬を迎えて飼い始める場合であって、ちゃんと知るべきことを知っていただいて飼うのであれば共働きであっても大丈夫です。
まだ生後2ヶ月の子犬であっても、迎えたら初日からトイレトレーニングなども始めていかなければいけないのですが…
ここら辺のしつけについても、共働きという時間が限られている中、ちゃんとしつけをしていけるだろうかというご不安もあると思います。
ただでさえ家にいる時間も子犬と接することができる時間もゆっくりくつろぐ時間も少ない中、できるだけ短時間で効果的にしつけを進めて、しつけのできているお利口さんな犬の育ててあげたいと思われていることでしょうから、そこら辺も含めてご紹介していきます。
コラム~子犬のしつけの考え方とは
これが犬のしつけといわれているものですが、例えば犬にはトイレで排泄をしないといけないという概念はありません。(犬社会のルールでは安全が確認できさえすればどこで排泄してもかまわないです。)
特に生後2か月くらい子犬を迎えたとしたら、まだ経験値も真っ白で何もありませんし、本来なら母犬や兄弟犬から受ける犬社会の教育も不十分な可能性が高いです。
子犬のしつけの考え方として、しつけとは子犬に人間の都合で言うことを聞かせるということではなく、人間社会で共存していくために、「お互いがストレスを感じないで安心して暮らしていくための正しい行動がとれるように導いていくこと」になります。
2ヶ月くらいの子犬を飼う共働き夫婦が気をつける注意2つ
- 犬という動物を理解する努力をする
- 独学ではなく正しい方法でしつけをする
ズバリ言うとこの2点です。
共働きではなく、時間がたくさん使える飼い主さんだったらしつけや対応・接し方を間違えてしまった時に、直すためにかかる時間も存分にとれますのでやり直すことは可能です。
ただできるだけ、2ヶ月くらいの子犬はスポンジのように色々と吸収していく時期なので、間違った行動を教えたり、失敗の経験をさせたり、逆に必要な経験をさせなかったりしてほしくないというのが正直なところです。
まだこれから子犬を迎える状態であるなら、先に必要なことを知ってから子犬をお迎えできれば理想的で、しつけもスムーズに進めていくこともできるし、何かに深刻に悩んでしまうという可能性も低くできます。
何を知らなければいけないのか?についてこれからご紹介していきます。
2ヶ月の子犬を共働きで飼う時の注意1:犬という動物を理解する努力をする
というのも、どうしても人間は人間の考え方や見た感想などで子犬の気持ちや行動を想像してしまうんですね。
この想像が間違えてしまった場合、子犬の気持ちを正しく読み取ることができないので、正しい対処の見極めを誤ってしまいます。
それに、何も知らずに飼い始めてしまうと
- 飼い主としてどのような態度で接することが正しいのか?
- どうやって生活リズムをとってあげればよいのか?
- どれくらいの時期にどのようなしつけを始めて良いのか?
- どのように遊んであげればよいのか?
- 子犬を飼うために最適な環境はどういうものか?
などなど、人間目線の考え方で決めてしまうと、よほどトレーナー並みの経験がある人でもなければ、多くの場合間違えることが必ずといって良いほど出てきます。
この間違えの積み重ねがあると、子犬に「飼い主さんは安心して頼って良い存在」という気持ちを育ませにくくなるため、信頼関係を築くことに時間がかかってしまいます。
2ヶ月くらいの子犬であっても、信頼関係を築くことはできますし、信頼を積み重ねることができればものすごくスムーズにしつけが進んでいきます。
子犬は特に2歳くらいまでの間に成犬へと成長するほど最初の成長スピードが速いです。
2ヶ月くらいから8ヶ月くらいまでに、人間の子供で言う幼稚園期・小学生期・中学生期・高校生期が訪れるので、それこそ目まぐるしい時期に間違いをしている暇はないんですね。
特に共働きでお時間が限られている状態ですので、ちょっとの間違いが命取りになり、知らない間に人間社会に溶け込めない問題行動を起こす犬・落ち着きがない犬に育ててしまいかねません。
しかし、信頼関係を築いていくことができると、子犬は飼い主さんを安心して頼ることができ、飼い主さんの指示に従っていれば安全だということが分かりますので、コマンドにも喜んで従えるようになります。
さらに信頼している人に対しては愛情深く、従順であるのが犬という動物ですから、大好きな飼い主さんのためなら喜んで行動できますし、これが進むと飼い主さんが喜んでくれる行動を考えて行動するようになります。
ですから、飼い主として子犬から信頼を得るためにも、飼い主としての判断を間違えないためにも最初から犬という動物を理解しておくことがスムーズなしつけに繋がっていきます。
2ヶ月の子犬を共働きで飼う時の注意2:独学ではなく正しい方法でしつけをする
共働きだとお仕事で家を留守にする時間がどうしても長くなってしまうので、正しいしつけ方法を知らないまましつけをすると少し根気強く教える必要が出てきます。
さらに言うと、共働きでお互いに忙しいでしょうが、しつけに対する認識や方法というのを完全に一致させておく必要もあります。
例えば、オスワリのコマンド1つでも「オスワリ」「スワッテ」など言葉が少しでも違うと子犬は混乱してコマンドを理解することができません。
全てのしつけにおいて、完全に一致させておかないといけませんし、同じようにしつけを行っていかないとしつけに長い時間を使ってしまうことになります。
今では、ネットで調べればあらゆることが分かる時代ですので、困ったことがあったらネットで調べるというのが常識になっていますが、子犬のしつけにおいてはネットで調べることはおすすめできません。
ネット上にはしつけのおいて色々な考え方の先輩飼い主や訓練士などが情報を発信していますが、すべて正しい方法ではない危険もありますし、組み合わせてしまうと相性の悪いしつけ方法もあります。
例えば、日本で長いことしつけの考え方として主流になっていた「犬には上下関係を教える」というしつけ方法があります。
でも、最近は上下関係を教えるよりも信頼関係を築くという考え方のしつけが世界的なスタンダードになっています。
上下関係を教える考え方のしつけは、時には子犬に対して厳しくしたり、マズルを掴んで叱ったりという方法を推奨する方もいらっしゃるように、子犬の怖いという感情も使ったしつけになります。
「飼い主さんは安心して頼っていいんだ」と思っていた子犬に対して怖い思いをさせたら、子犬は混乱しますしせっかく芽生えていた信頼も壊してしまいかねません。
このように独学でしつけを行ってしまうと、回り道をしたり必要以上の時間をかける結果になってしまうということはお分かりいただけたと思います。
ご夫婦が同じ認識の下で、2ヶ月くらいの子犬に正しいしつけを行っていくと、しつけがスムーズにはかどり、しつけにかかる時間も大幅に短縮することができ、信頼関係も築いていくことができます。
特に2ヶ月という子犬を育てている飼い主さんや共働きで時間があまり無いという飼い主さんから、正しいしつけの方法でご相談を受けたときは、いつもイヌバーシティというしつけ教材をご紹介します。
イヌバーシティは、具体的なトレーニング方法のほかにも、犬という動物を理解するための講習(座学)もかなり充実していますし、子犬と一緒にトレーニングを行うことで信頼を深められるように考えられています。
特に2ヶ月という子犬をいかに短時間で正しく導いてあげられるかについての部分が強く、イヌバーシティで言われているようにしつけを進めていけば、子犬の行動で深刻に悩まなければいけないこともありません。
他にも例えばですが、一般的に言われているトイレトレーニングは時間がかかります。何か月も根気良く教えていきましょうと言われています。
失敗することも多かったり、お留守番の間にうんちを踏みつけてうんちまみれになっているということも少なくありません。
共働きの飼い主さんの場合は特にササッとトイレトレーニングは完璧に終わらせたいところではありませんか?
お仕事で帰ってきて、まず部屋の粗相の掃除から始めて、子犬を洗って、それからご飯の用意や洗濯などの家事をしていては、それこそストレスがたまってしまいます。しかもこれは毎日続きます。
イヌバーシティのトイレトレーニングの方法を実践していただければ、2ヶ月の子犬のトイレトレーニングは2週間で完了します。
一般的にはトイレトレーニングは数カ月かかったりすることですし、できたりできなかったりを繰り返すので2週間という期間が信じられないかもしれませんが…
イヌバーシティは子犬が理解しやすいようなトレーニングを行うので、ちゃんとトイレで排泄するのが正しい行動だとわかってくれるため、2ヶ月の子犬でもおしっこをしたくなったらトイレに行って排泄をするようになります。(うんちもです)
あと、子犬でよくある深刻なお悩みというと夜泣きだったり甘噛みもありますが、イヌバーシティの通りに子犬を育ててもらえればほとんど深刻に悩むことは無くなります。
イヌバーシティのコンテンツは初めて犬を飼う人でも正しくしつけができるようにコンテンツのボリュームも非常にあるのでたいていのことは網羅されていますが、それでもわからないことなども出てくるでしょう。
そんな時のサポートの方もイヌバーシティは考えられています。
子犬の時期に適切に指導をすれば、早く吸収するのでしつけの時間が時短できますし、あとで問題行動を起こしにくいいい子に育てることができます。
特に共働きで子犬を飼うなら、限られた時間を効率よく使って子犬のしつけをしていただきたいと思います。
[box class="box33" title="犬のしつけには「イヌバーシティ~いぬ大学~」"][yoko2 responsive][cell]
いくら良いと勧められても「イヌバーシティってうちの子に必要なのかな?」と思われるでしょうし、そもそもイヌバーシティを実践するメリットがいまいち感じられないかもしれません。
そのような方に、イヌバーシティを実際に実践した飼い主さんからいただいた感想やどのように愛犬が変わったのか、実践するメリットをご紹介している記事がありますので、一度ご覧になってみてください。
ずいぶん実践していただくメリットをご紹介してしまいましたが、まだまだ数多く実践していただくメリットはあります。※先ほど少し触れたサポートに関してもご紹介しています。
特に共働きで2ヶ月の子犬を飼われる方にはイヌバーシティをおすすめしたいので、ぜひ下の記事をご覧ください。
ウソみたいにお利口さんになる特別な秘訣を大公開です!
ちょっと強力過ぎじゃない!?見違えるほどお利口になるしつけ方法があるの?
2ヶ月の子犬に誤解を与えないためのポイント
子犬の飼い方で一番大切なのは、子犬にしてほしい行動がとれるようになるために導いていくことです。
それには、やってほしい行動ができたときは子犬にわかるように褒めることが最も重要です。
共働きで子犬に接する時間が短いからこそ、よけいに2ヶ月の子犬でも褒められて嬉しいと思わせるような褒め方をする必要があります。
ここで間違えやすいのが、特に女の人ですが怒った時の声も子犬の取り方によっては飼い主さんが反応してくれていると喜んでしまうことです。
例えば、子犬がおしっこなど粗相をしてしまったときに、「あ~もう~こんなところでしちゃだめでしょ!」なんて言っちゃいませんか?
これ、子犬によっては「飼い主さん喜んでくれたのかな♪」と思うことがあります。
「飼い主さんが高い声で吠えながら、さっき私がおしっこしたところで一生懸命なんか遊んでいるぞ♪」
ただ飼い主さんは怒りながら雑巾などを使って粗相をしたところのお掃除をしている姿ですが、子犬にとってはこのような斜め上の誤解をしてしまうことがあります。
特に、共働きでお留守番が多い子犬にとっては、どんなことでも飼い主さんが反応してくれることがとてもうれしいんですね。
あなたが気付かないうちに子犬に誤解を与えているかもしれません。
子犬に褒められたと伝わるように褒めかたは、子犬の性格にもよるので若干違いがでてきます。
あなたの子犬に伝わる褒め方を研究していきましょう!※ちなみにイヌバーシティをご視聴いただくと、カリスマトレーナーの褒め方が自然と身につきます。
なぜ共働きで子犬を飼うために正しいしつけが必要なのか?
イヌバーシティ内で子犬の飼い方についてこうおっしゃっています。
[box class="box29"]子犬の飼主さんから相談でよくあるのは、結局子犬が言うことを聞かないということで困っていらっしゃいます。そういう「子犬を従わせる」という考え方ではなく、子犬にとってうれしい経験などを通して、子犬が自分から正しい行動を選べるように教えてあげるものなんです。
※そのまま掲載できませんので、意味が変わらないように一部をかえてご紹介しています。[/box]
私たちはどうしても、トレーニングやしつけという言葉を使うことで、子犬に対して自分たちの言うことを聞かせなきゃいけないものでそれがしつけだと思っている部分があります。
でもそれでは、根本的な犬との信頼関係を築くことができにくいんですね。
しつけが行き届いたお利口さんな犬というのは、飼い主さん(人間)はどうすれば喜んでくれるか?というのをちゃんと考えて行動ができている犬のことです。
こちらが言うことを聞かせるのではなく、犬が自ら飼い主さんが望んでいる正しい行動を選ぶ姿が正しい人間と犬の関係です。
子犬の頃に私達が正しい子犬の飼い方を知っているのと知らないのでは、今後の犬との生活が本当に全く違ったものになります。
犬はあっという間に成犬になりますから、その時に問題行動に悩まされ、仕事で疲れて帰ってきてからしつけをし直すというストレスを抱えることになってしまいます。
共働きで時間がないからこそ、2ヶ月くらいの子犬の飼い方には十分気をつけていただきたいと思います。
>>共働きで時間がなくても通勤のすきま時間で見れるイヌバーシティの公式サイトはこちら
2ヶ月くらいの子犬を共働き夫婦が飼った体験談
それでは先輩の共働き飼い主さん達が子犬の飼い方についてどのようにしていたのか、体験談をまとめてみます。
苦労されていたことや重要だと思ったことなどもアドバイスしてくれているので大変参考になるんじゃないでしょうか。
そのままは乗せられませんので、意味を変えないよう編集させていただいています。
[list class="li-accentbdr li-double b"]- 生後三か月で飼い始めましたが、初めのうちは本当に苦労の連続でした。成犬の食事は1日に2回で良いですが、子犬のうちは3~5回だったので、どちらかが仕事を調整して早く帰ってあげていました。
トイレも一緒にいて教えてあげられないので、最初のうちは糞尿にまみれて…当時は夫婦そろってストレスがたまっていたと思います。5か月を過ぎるころから食事も少なくなり苦労が激減しました。 - うちも生後三か月で子犬を飼いました。うちはブリーダーさんから購入したので、ブリーダーさんがトイレを教えておいてくれましたが、食事は問題でしたね。仕事の調整ができなかったので、自動で給餌する装置を買ってあげるようにしました。安いものもありましたが、内はスマホで遠隔操作できるもの(カメラも付いていました)にしましたが、これはおすすめできるものでした。
- うちも共働きで子犬を飼いましたが、犬種選びが重要だと感じました。お留守番が得意な犬種と不得意な犬種があるので、ペットショップで一目ぼれして購入する方法はダメだと思います。しっかり犬種を考えて飼い始めないと、飼い主も犬もストレスのたまる生活になると思いました。
- うちは家族全員が働いていましたが犬を飼っていました。夕方まで一人でお留守番をさせていましたが、今思うとかわいそうだった気がします。まして子犬の場合は目が離せない時期でもありますし、今後の性格形成にも影響が出るかもしれませんので慎重に考えられたほうが良いと思います。
- うちは家族全員が働いていましたが犬を飼っていました。夕方まで一人でお留守番をさせていましたが、今思うとかわいそうだった気がします。まして子犬の場合は目が離せない時期でもありますし、今後の性格形成にも影響が出るかもしれませんので慎重に考えられたほうが良いと思います。
- うちは生後二か月で子犬を飼いました。初めの1か月は世話としつけのためにどちらかが休暇を取って必ず一緒にいるようにしていました。最初のうちは覚えさせることも多いですし、食事も排泄も多いので、どちらかが傍にいてあげなくちゃと思っていました。うちはどうにか1か月でお留守番が7~8時間はできるようになってくれました。
- うちも共働き家庭で生後40日の子犬を飼うことになりました。うちの場合は自営業でしたが、仕事の時間がある程度自由になるまでは子犬を我慢し、子犬が来てからは仕事をしばらく休みました。何か月の子犬を飼うかにもよりますが、食事の時間や栄養、衛生面もちゃんと世話をしないと子犬の成長に支障が出るかもしれません。
共働きの場合は、ご夫婦がしっかりと協力して子犬の世話をしないとかなり大変なようです。
どちらか一方に負担が続くようだと、生活全体や夫婦間にも支障が出てしまう場合がありますし、子犬にも影響が出てしまいます。
共働きの先輩飼い主さんもおっしゃっていましたが、犬種選びや月齢も考慮しないと、犬の負担も大きくなってしまいますので注意が必要です!
※共働きで子犬を飼う場合のオススメ犬種もあとでご紹介します。
また、夫婦で手分けをしてお世話をすることになるので、子犬に対して同じ考え方や接し方、しつけ方をしていかないと子犬が混乱するのでしつけが思うようにいかなくなります。
共働きでは時間も限られていると思うので、電車移動中やちょっとしたすきま時間でスマホから見ることができるイヌバーシティはとくにおすすめです。
お留守番中の犬の気持ち~やっぱり寂しいの?
犬にお留守番をさせるのはかわいそうなの?
犬にお留守番をさせるのは、本当はそれほどかわいそうなことではありません。
犬は昔から人間から与えられた役割をこなす時以外は待機をしていたので、待つことが出る動物です。
ですから、お留守番をすることは特にかわいそうなことをさせているのではないのですが、その中でもいくつか注意しないといけないことはあります。
注意が必要な点
- 途中からの環境の変化
- 一緒にいる時のケア
- お留守番の環境
- 体調の変化を見逃さない
具体的に何に注意が必要なのかを見ていきましょう。
途中からの環境の変化
子犬の場合は、できれば最初の2か月は一緒にいて色々と教えることが望ましいです。この2か月のうちにトイレのトレーニングも覚えさせることができます。
しかし、この間も子犬にべったりとくっついているのではなく、子犬がゆっくりと一人で寝ている時間が多いんですね。
子犬が寝ている間はそっとしておいてください。
飼い主さん達も、この間に子犬のことを勉強してどんな風に伝えればしつけがスムーズにできるのかを学んでおくのがベストです。
そうすれば、2か月後にお留守番が長くなっても大丈夫な場合が多いです。
ただ、ここで言う環境の変化というのは、何年も昼間一緒にいたのに急に毎日長時間のお留守番をしないといけない生活になった場合です。
途中から共働きが始まり、家に誰もいなくなるとやはり犬も困惑します。
途中から共働きになる場合は、早めからお留守番に慣れさせていくようにしたほうがいいでしょう。
一緒にいる時のケア
共働きの飼い主さんの場合は特に一緒にいられる時間が短いのでケアには気を使ってください。
犬は飼い主さんが帰ってきたら大喜びする場合が多いです。そんな愛犬の姿を見たら飼い主さんもテンションが上がって犬と触れ合ってしまうかもしれません。
でも、その方法はあまりよいとは言えない行動です。
なぜかというと、犬を興奮しやすい性質にしてしまうからなんですね。
犬は興奮すると我を忘れて飼い主さんの声や態度もわからなくなってしまいやすく、しつけたことも忘れて大暴れしたりします。
ですから、飼い主さんは正しい行動で犬と接し、お留守番できたことについて正しく褒めてあげる必要があります。
飼い主さんに正しく褒めてもらうことで、犬は自分の役割をできた達成感も得られますので、しっかりと褒めてケアをしていきましょう。
お留守番の環境
犬は縄張りを守る動物です。
犬種によっては、その縄張り意識が非常に強い犬種もあります。
そんな犬にとって、窓の外がよく見えて外の様子が感じとれる環境でお留守番をしたら、吠えるなという方が無理があります。
また、お部屋の中を放し飼いにしていると、お部屋全部が縄張りになり、守らなきゃいけない所が広くなってしまいます。
これじゃ犬も落ち着けないですよね。
今までどんな環境で過ごしていたかにもよるんですが、もし2ヶ月くらいの子犬から基本的にクレートにいることが安心できるようにしておいてください。
そうすれば、犬はお留守番中はクレートというせまい縄張り内でゆっくりと時間を過ごすことができます。
体調の変化を見逃さない
お留守番が多い犬の一番気をつけたいところが、体調が悪い犬の様子に気付けないことです。
ただでさえ、犬は体調が悪くてもそれを隠そうとします。これは本能なので仕方がありません。
一緒にいる時間が長ければ、「あれ?なんか違う」「いつもと様子が変」と気づけますが、共働きだとそもそもその「いつも」がわからなかったり、忙しくて見逃したりと変化に気付くのが遅れがちになります。
毎朝、全身を触って健康チェックは欠かさないようにし、少しでもおかしなことに気付いたら早めに動物病院へ受診するようにしてください。
共働きで飼うのにおすすめの犬種とは?
もちろんどの犬種もしつけ次第でお留守番ができる子にはなれますし、家の広さや周りの環境などが違いますので参考ということでご覧ください。
共働きといっても、仕事の長さによって犬と一緒にいれる時間も違ってきます。
中型犬や大型犬は、豊富な運動量を必要とする犬が多いので、今回はお散歩の時間が長くとれないと考えて、中型犬や大型犬は外します。
BESTと書きましたが、どれが1番良いということは難しいので、それぞれの犬種の性格や特長、お手入れについてもご紹介しておきます。
- チワワ
- シーズー
- 狆(チン)
- コッカースパニエル
- パピヨン
チワワの飼い方や性格、お手入れや注意点
チワワは猫のような性格のマイペースドッグです。
とても遊び好きではありますが、その反面怖がりで用心深いところがあります。
飼い主に甘えたかと思うとそっけない仕草をすることもあり、成犬になると一人ぼっちでお留守番することも平気な犬種です。
運動量は10分程度の運動を一日2回で良いというのも共働きさんには向いているところです。
毛質はロングとスムースの2種類があり、ロングの方がお手入れに時間がかかります。
ただ、この小さい体ゆえ骨折やケガをすることも多く、室内でもちょっとした段差などでも起こりうるため注意が必要です。
シーズーの飼い方や性格、お手入れや注意点
飼い主さんのことは大好きで初心者向けの犬ですが、時おり自尊心が強くて頑固になる一面もあります。
運動量は10分程度の運動を一日2回で良いのですが、あまり訓練をされることを喜ばない傾向にあります。
長い被毛が特徴的ですが、目に入ると眼疾患を患うため一般的には短くカットしておきます。毎日のブラッシングが必須になりますのでお手入れには少し時間がかかります。
狆(チン)の飼い方や性格、お手入れや注意点
運動量は10分程度の運動を一日に1回でかまわないというのも忙しい人向けです。
抜け毛や体臭も非常に少ないまさに室内飼いのための犬種ですが、鼻先が詰まっているため体温調節が苦手なので、留守中の空調管理はしっかりする必要があります。
コッカースパニエルの飼い方や性格、お手入れや注意点
知的でトレーニングの飲みこみも早いのでしっかりとしつけができれば我慢強くお留守番もできる犬種です。
ただ運動量は狩猟犬だったため若干多く、30分程度の運動を2回する必要があるため、毎日の散歩に時間がかかるかもしれません。
耳が垂れている上耳に長い飾り毛があるため、耳の汚れのお手入れなどが必要になります。
パピヨンの飼い方や性格、お手入れや注意点
良く吠える犬のイメージがあるかもしれませんが、それは飼い主が甘やかしたからで、本来は穏やかで我慢強く知的な犬種です。状況判断もできる犬なので、しっかりしつけをするとわがままな性格にはなりません。
運動量も一日20分程度の運動を一日1回で大丈夫です。
被毛が長いため毎日のブラッシングはしっかりとしてあげましょう。
どうしてトイプードルが入っていないの?毛が落ちにくいという点などから、トイプードルはどうしようかと思いました。
共働きで飼うおすすめの犬種にあげられる事も多いです。
確かにトイプードルは賢いですし、初心者向けの犬と言われています。
ただ性格的に見ると、大きなスタンダードプードルなら落ち着きがある犬種ですが、小さく改良されていくにつれて甘えん坊さんの性格が強くなっているんですね。
特に一番小さいトイプードルは家族が大好きな甘えん坊さんな性質が強く出ている犬種です。
※ティーカッププードルは未公認の犬種なので除外します。
また、毛がクルクルとしているので抜け落ちている毛が少ないだけで、その分ブラッシングなどのケアもしっかりとしないといけない犬種ですので、今回はランキングに入れませんでした。
共働きの飼い主さんへ、子犬の飼い方アドバイス集
- 犬を飼うときは、基本的に犬の生活に人間が合わせるのは良くないです。犬を主体としては不都合が出てきますので、犬主体ではなく人間主体の生活にすることを忘れないようにしたほうがいいです。
ただ、子犬の場合は必要なお世話だけでも多いので、夫婦でちゃんとお世話をこなせるのかよく話し合ってください。 - 子犬から飼いたい気持ちはわかりますが、月齢が低い子犬ほど問題が多くなるのも事実です。子犬の生まれ持った性格もありますので子犬選びは慎重にしてください。
- 私は共働きで子犬を飼い始めたいと思ってから、ブリーダーさんを探しました。ブリーダーさんに共働きなことと自分たちの生活スケジュールを告げて、お世話の方法を具体的に教えていただきました。おかげで問題も起きにくかったです。
- うちは子犬をブリーダーさんから迎えました。共働きだと話すと、トイレのしつけまでしてくれたのがありがたかったです。また、お留守番ができる月齢まで見てくれてから引き渡してくれたので、その点もとても助かりました。
- 1週間お休みがあったのですぐに迎えようと思いましたが、そのあと忙しい日が続くので迷っていました。ペットショップだと、買ったらすぐに連れてこないといけないのでブリーダーさんを探して相談しました。
1週間じゃしつけはできないし、そのあとの忙しい日の負担が大きくなるなど、ちょうど良い日を一緒に考えてもらえてよかったです。
共働きで犬を飼うコツ
飼い主も犬も双方が幸せに生活できることが一番なので、参考にしてね
ペットショップではなくブリーダーから
先ほどのアドバイス集にもありましたが、共働きで子犬を飼いたい場合は、ペットショップよりも具体的に相談に乗ってもらえるブリーダーさんがおすすめという意見が多いです。
ブリーダーさんだと、お留守番に向いていそうな性格の子犬を選んでもらえるというのもメリットになるでしょう。
お迎えの日も、忙しい時期ではなく少しまとまった休暇が取れるまで待ってくれたり、トイレのしつけを済ませておいてくれることもあります。
予定や事情をブリーダーさんに伝えて一緒に考えてもらえるようなところを探すのは良いと思います。
ただ、ブリーダーさんによっては、共働きで子犬を飼うというとお断りされる可能性もあるので、それも覚悟の上でじっくりと子犬を探したほうがよさそうです。
月齢はなるべく経った方が良い
これはお世話の面からもしつけの面からも体調管理の面からも月齢がなるべく経った犬を迎える方が良いです。
生後3か月くらいの子犬だと、体もまだまだ弱くて免疫なども低いので、急に病気になる恐れもあります。
子犬から飼いたい気持ちはわかりますが、共働きの場合は成犬を飼うという選択肢も考えてみてください。
食事も2回で良いですし、しつけができている犬を選ぶとずいぶんと負担が軽くなります。
犬に愛情がわかない場合の記事でもご紹介しましたが、犬は老犬になっても人間を記憶し愛することができる動物です。
大人になっていても、愛情を持って接すれば愛情を持って返してくれるので子犬にこだわる必要はないことも覚えておいてもらえればと思います。
共働き飼い主さんの1日のスケジュール
これは共働き飼い主さんの1日のスケジュール例ですが、あくまで例として挙げるならこんな感じとして見てください。
だいたい時間は決まった生活になると思いますが、あくまで人間主体の生活リズムになるように心がけましょう。
例えば子犬でも6ヵ月を過ぎて食事が2回で済むようになったら、まず始めに犬の食事からというパターンに決めてしまう必要はありません。
犬との時間や遊ぶ時間に健康チェックやお散歩、ケアの時間が入ります。
2ヶ月くらいの子犬を飼う共働き夫婦が気をつける注意~最後に
共働き飼い主さんの2ヶ月くらいの子犬の飼い方をご紹介していきました。
一番大切な心構えとしてお伝えしておきたいのは、やはり正しく子犬を知り、最初から間違えないで夫婦で同じようにしつけをするということです。
子犬のうちは覚えが良いので、間違えたしつけをするとそれもちゃんと覚えてしまいます。
また、夫婦で違う方法で教えると犬も混乱するばかりか、その後の問題行動に繋がることが目に見えています。
一度問題行動を起こすようになると、しつけ直しをすることになりますから、時間も精神的な余裕もどんどんなくなっていきます。
どんなにかわいいと思っていた子犬でも、ストレスがたまると心の余裕がなくなって愛犬に愛情がわかないと悩むことになりかねません。
できるだけ効率よく、短時間で、コスパも良く、しつけをしてあげるためにも早い段階から正しいしつけの方法を知ってもらえればと思います。