犬が落ち着くツボはここ!犬のストレス解消に気持ち良いマッサージ方法

犬 落ち着く ツボ

ぷりこ

うちの子とても落ち着きがないんですけど何か良い方法はありませんか?

ワンコ先生

それなら犬が落ち着くツボ刺激やマッサージをしてあげたらどうでしょう?ストレス解消効果もあります。今回はツボの位置やマッサージの場所、それからツボを押す時の注意点などをご紹介しますので最後まで見てから行ってくださいね!

犬が落ち着くツボの種類と効能大公開!

まずは犬の体にあるツボの位置と名称、効能をまとめてご紹介します!

聴宮(ちょうきゅう)

  • 場所:耳の前側の付け根あたり
  • 効能:無駄吠え防止

内臓に作用して体の内側から落ち着かせることができます。聴宮のすぐそばに耳門(じもん)という精神の乱れを整えるツボもあるので、聴宮は押すよりもゆっくりマッサージをしてあげるようにすると2つのツボを同時に刺激することができます

頭百会(あたまひゃくえ)

  • 場所:頭頂部
  • 効能:自律神経を整える

愛犬の頭をなでる時に触っているツボで、このツボを刺激すると自律神経を整え興奮を抑える効果があります。犬に落ち着きがないと感じたら、ゆっくり頭をなでるようにマッサージをしてあげると、興奮がおさまって落ち着けることができます。

攅竹(さんちく)

  • 場所:眉の内側に左右一か所ずつ
  • 効能:ストレス解消や緊張緩和

落ち着きを失って興奮している犬を落ち着かせる効果があるツボです。ただ興奮しているときに眉間に触られるのは嫌がることが多いので、頭をゆっくり撫でて少し落ち着いておとなしくなってから攅竹の方までマッサージをして緊張状態を緩和してあげましょう。

風池(ふうち)

  • 場所:耳の付け根の後ろ側(くぼみにある)
  • 効能:自律神経のバランスを調整する

自律神経の乱れを整えることによって、精神面が安定してきます。ここのツボは首の筋肉の緊張やこわばりを無くす効果もあり、風邪の初期症状の改善にも効果があります。ツボ押しをするときは犬のあごに片手を添えて刺激をするとやりやすいです。

風府(ふうふ)

  • 場所:後頭部の中央あたりにあるくぼんだ所
  • 効能:頭をスッキリしリラックスする

ここは頭百会を刺激したあとでやると効果的なツボです。押しての刺激のほか、両手を添えて広範囲に撫でる方法もおすすめです。緊張による筋肉残りがほぐれることで頭がスッキリし、リラックスさせる効果があるツボです。

大椎(だいつい)

  • 場所:首の付け根
  • 効能:精神をなだめてイライラしなくなる

このツボは気や血の停滞を解消させて流れをスムーズにする効果があります。また、体の中にある有害な物質を排除させるための白血球の働きを良くします。熱があるときなどもここを刺激することで炎症を抑え熱を下げる効果が望めます。

胃兪(いゆ)

  • 場所:腰の一番細い部分の背骨から指2本分外側
  • 効能:ストレスからくる胃の不調を緩和

精神的なストレスがかかると犬もいに影響が出やすくなります。ストレスからくる胸やけや胸が苦しい感じを解消して食欲も増加させる効果が期待できるツボです。病気ではないのに嘔吐したり食欲が無さそうな時に刺激してあげてみましょう。

肺兪(はいゆ)

  • 場所:肩甲骨の中央の背骨から数センチ左右にあるくぼみ
  • 効能:肺を元気にする

ストレスを感じて体の内部に起きている不調を内側から解消していくツボです。リラックスさせる効果のほか肥満気味の犬にも効果的なツボです。

大腸兪(だいちょうゆ)

  • 場所:骨盤と背骨の交差しているところの少し上(背骨の両側)
  • 効能:大腸や後ろ足の疾患にも効果がある

こちらも内側から体を整えるためのツボです。温かい手で押してあげると便秘にも非常に効果が高いツボです。またストレスで消化不良を起こしているときにも効果を発揮するツボです。

腰百会(こしひゃくえ)

  • 場所:腰としっぽの間にあるくぼみ
  • 効能:体のバランスを整え、神経を沈静し精神不安も緩和する

腰百会は頭百会と並んで、万病に効くツボです。百会には全身の気が集まっている場所なので、ここを優しく刺激をすることで興奮がおさまり体がリラックスしてきます。なでるほかとんとんと軽くたたくようにしげきをするのも効果的です。

液門(えきもん)

  • 場所:薬指と小指の間にあるくぼみ
  • 効能:神経を落ち着け不安も緩和する

犬は足先は敏感なので、ここを刺激するときは足先に触られることに抵抗が無い状態にして行います。強くすると痛いのでとても優しくくるくる回すようにしげきをします。不安から落ち着かない状態になっているときなどに刺激をすると精神を安定することができます。

神門(しんもん)

  • 場所:肉球の下に繋がる筋の親指側にあるくぼみ
  • 効能:副交感神経の働きを活発にする

イライラや不安からくるストレスや落ち着きのない行動を副交感神経を活発にすることで緩和させて精神を安定する作用があるツボです。分離不安症の改善にも効果が期待されています。そのほか、脳の老化を防いで認知症の予防などにも効果があります。

湧泉(ゆうせん)

  • 場所:足の裏の一番大きな肉球の下
  • 効能:血行を促進し疲労回復で元気がわいてくる

犬はつま先立ちの状態になっているため、足の指先部分に疲れがたまりやすくなっています。一番大きな肉球を足の先に向かって親指で押し上げるようにしながらゆっくり時計回りに押してください。体を内側から整えて気持ちを落ち着かせます。

後三里(こうさんり)

  • 場所:両後ろ足の外側にある骨のでっぱりから斜め下にあるくぼみ
  • 効能:足の疾患や胃腸の働きに効果がある

ひざの関節疾患などの足の疾患のほか、消化不良にも効果があり、消化と排泄を整えます。ストレスによってダメージを受けた胃腸を健やかに回復します。体を内側から健康にすることで精神の安定につながるツボです。

そもそもツボって何なの?
犬のツボの考え方は人間のツボと同じです。
東洋医学で体の中には「経路」という道があって、そこを気が通って全身に流れていますが、その気が滞ってしまうと体に不調をきたすそうです。
そしてツボはその経路にあるポイントになっていて、ポイント部分を刺激することで滞っていた気が流れやすくなります。
気がスムーズに流れだすと、調子が悪かった体の部分が改善されるという仕組みです。
それぞれのポイントには、内臓を活発にしたり血行を良くしたり自律神経を整えたり副交感神経を活発にしたりといった色々な効果があります。
そのポイントを組み合わせて刺激をすることで、犬をリラックスさせ不安や緊張を解消して落ち着かせることができるということです。

犬が落ち着くマッサージの場所と効果的な方法は?

まず、ツボの場所と効能をご紹介しましたが、これはこれからご紹介するマッサージを効果的にする意味もありました。

後で犬が落ち着くツボ刺激やマッサージを行う際の注意点はご紹介しますが、マッサージをする際にツボの位置を知っておくと「ここを刺激するとこんな効果があるんだなぁ」とわかりますので、効果に合わせて丁寧にマッサージをすることができます。

それではさっそく、犬が落ち着くマッサージを部分ごとに見ていきましょう。

まずは頭をゆっくり撫でるところから始めます。頭頂部にあるツボを意識しながらゆっくりとリンパや気を下に流すように撫でていきます。
犬も撫でられるのを気持ちよさそうにしている様子がうかがえたら、耳や顔のマッサージに入っていきます。
犬の耳はいろいろな方向に動かすため耳の筋肉が疲れやすいです。
親指と人差し指で耳の付け根を優しく持って、耳を広げるように外側に軽く引っ張ります。そのまま指を滑らせて耳のふちまでマッサージをしていきましょう。
耳の付け根部分にあるツボを意識しながら優しく円を描くようにマッサージをしたり、軽く押して刺激をしてみるのも良いでしょう。
口の周り
口の周りには犬が物を噛むときに使う咀嚼筋という筋肉があります。咀嚼筋をほぐすように毛の流れに沿ってゆっくりとなでてリラックスさせるようにマッサージします。
口周辺は指の腹の部分で小さく円を掻くように軽いタッチでマッサージしてあげるのも効果的です。
口回りに優しく触ることで大脳辺緑系を刺激できるので興奮を沈める効果があるほか吠えグセなども落ち着かせる効果があると言われています。
目の周り
涙や目やにが多い時は目の周り(目を囲んでいる骨)を1周ぐるっと優しく指を滑らせていきます。
指先が目に入らないよう十分注意をしながら、目頭付近を小さく円を掻くようにマッサージをするのも効果的です。
鼻の周り
鼻は直接触らないように、マズルの横に両側から指をあてて目の方へ指を滑らせるように撫でます。
あまり目の間際まではやらなくて良いので様子を見ながらスーッと撫でていきましょう。
犬は肩コリはしませんが、体の構造上首はこると考えられています。
常に飼い主さんを見上げているしつけの入った犬ほど首のマッサージをしてケアしてあげましょう。
首の部分を両手で挟むようにしてタッチし円を描くようにマッサージをします。
特に首の後ろはツボもあるので指でツボを刺激するようにマッサージするのも効果的です。
首の後ろを少し引っ張り上げて戻すようにすると筋肉をほぐすとともに血行を促進することもできます。
背中
お尻部分は触られるのを嫌がる犬も多いのでまずは首の方から腰にかけて手のひらや指先を使って円を描くようにマッサージをしていきます。
指を立ててブラッシングの要領で毛の向きに沿って撫でてあげたり、背中のツボを指圧の要領で押すのも良いでしょう。
毛を逆撫でするように撫でる方法もありますが、逆撫でされることを嫌がる子も多いので嫌がるようならやめてください。
お腹
便秘気味の犬やお腹が張っているようなときはガスがたまってしまっていることもあるためマッサージで腸の働きを促してあげましょう。
手のひらなどで時計回りに「の」の字を書くようにクルクルとなでていきます。
お腹にあるツボの周辺は軽く押すようにしげきをしてあげると蠕動運動を活発にできます。
犬は自分で体を掻くことができますが、顔から遠いためうまく触れない所が後足です。
そして走ったりジャンプしたり負荷もかかるため疲れもたまりやすくなっています。
足の付け根の部分から足先までの筋肉に沿って手のひらで撫でていきます。
そのあとは筋肉をほぐすように揉んだり指先で円を掻くようにマッサージをしていきましょう。
足にあるツボには指圧の要領で押すのも効果的です。
足先
足の裏の肉球をマッサージします。
小さな肉球は指先でつまむようにし、大きな肉乳は奥にあるツボを刺激するようにかかと側から上に押し上げたり円を描くようにマッサージをします。
肉球はカサカサになることがあるのでクリームを塗るなどのケアもしていきましょう。

犬の落ち着くツボを刺激したりマッサージをするメリットとは?

愛犬の落ち着くツボを刺激したりマッサージをしてあげることで得られるメリットは以下の6つがあげられます。

  • 愛犬の健康管理
  • 愛犬の疲労回復効果
  • 愛犬のストレス解消効果
  • 愛犬との主従関係の確認
  • 愛犬の社会化促進効果

ぷりこ

ただワンコを気持ちよくさせてあげようと思っただけだったけどこんなにたくさん嬉しい効果があったんですね!

ワンコ先生

そう!それに愛犬にとって良いだけじゃなくて、アニマルセラピーのように私たちの情緒を落ち着ける効果も期待できるんですよ♪
愛犬にとっての効果を1つ1つ解説して行くその前に…
根本的に愛犬を落ち着かせることができているか見直してみましょう!

犬を根本的に落ち着かせるには?

世話に疲れた犬とのコミュニケーションの一つとしてマッサージを行ってリフレッシュして落ち着かせてあげることは、愛犬と良好な関係を築く上でとても良いことです。

しかし、もしも普段落ち着きがないからツボを押せば落ち着きのある犬になってくれるかもしれないと思っているのだとしたら、それは要注意!!

犬の落ち着くツボを刺激してもそれは一時的なことなので、根本的な問題を解決しないともちろんすぐに落ち着きのない行動をとってしまいます

犬が落ち着きが無い大きな原因は、正しく主従関係が築けていないから。

主従関係を築けていないと、犬は人間社会でどう行動をとって良いかわからず不安な状態の中にいます。

また、自分がリーダーにならなきゃいけないというプレッシャーも感じてしまいます。
でも人間よりリーダーになれるはずもないのに、頑張らなきゃいけないという中で生活することになっているんですね。

このように不安やプレッシャーや不満としてたまっていくストレスが原因で、落ち着きのない行動や問題行動を起こしている可能性が高いです。

このようになってしまった場合、子犬でも成犬でも「しつけのし直し」をしてあげる必要があります。

そうしないと、勝手に落ち着いてくれることはありませんし、問題行動がどんどんエスカレートしていってしまいます。

ただ、しつけのし直しというのは今までの飼主としての行動を変えないといけないですし、犬との接し方も変えなきゃいけないということなので急にしつけ直しといっても正直難しいところではあります。

でも安心してください!

問題行動で落ち着きがなくなっている犬に対して、効率よくできるだけ短期間で驚くほど良い子にしつけ直す方法があります。

それがイヌバーシティというしつけ術です。

このしつけ術は今一番評判がよくて、再現性が非常に高いしつけ術として今までどんな方法を試してきたけどダメだったという飼い主さんから大人気になっています。

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6つのメリットをそれぞれ大解説!

ペットの世話

愛犬の健康管理
犬の体を触っておくと犬の異変にいち早く気がつくことができます
特に、被毛で覆われている犬は見た目では気がつかない変化がたくさんあります。マッサージをしているときにしこりに気付いてがんを早期発見したり、小さい脱毛に気付いて皮膚病を発見することもあります。
いつもは平気なのに、急に触られるのを嫌がる場所があったら、ケガをしている可能性もありますし、内部に炎症が起きていることにも気づくことができます。
またツボを刺激することで痛みを和らげたり病気が慢性化することを防ぐこともありますし、気の流れが良い状態で保つことはそもそも病気そのものを予防する効果があります。
愛犬の疲労回復効果
犬の全身をマッサージすることは、筋肉の緊張をほぐし血流を改善する効果があります。それに伴いリンパの流れも良くなり、老廃物が体外に排出されやすくなります。
溜まっていた疲れを回復し、体をリフレッシュさせてあげることができます。
定期的なマッサージは体を中から元気にするため、老化の予防効果があるとも言われています。
愛犬のストレス解消効果
先ほどご紹介したように、犬の体にも色々なツボがあります。
ツボを指圧したり、マッサージをすることでストレスなどで乱れてしまっている自律神経を整える効果があります。
またリラックスできるツボや、興奮状態が落ち着くツボ、副交感神経を活発にするツボなどを刺激することで日々溜まっているストレスを解消する効果があります。
愛犬との主従関係の確認
犬には触られて苦手だと感じる部分があります。
特にお腹などは犬にとっては弱点の部分ですので、そこを飼い主に触らせるということは犬が飼い主をリーダーだと確認させる効果があります。
また、苦手な部分を触らせるということは飼い主に対して安心感を持っているということなので、リーダーとして認められていると飼い主側も確認することができます。
愛犬の社会化促進効果
体を触って愛犬の気持ちを良くしてあげることは犬にとっても嬉しいことです。
大好きな飼い主さんとコミュニケーションをとれることもお互いの信頼関係を深めるのに有効です。
そして体のどこを触っても嫌がらないようにしておくことは社会化のトレーニングにもなるので、愛犬の社会化を促進することができます。

犬が落ち着くツボをマッサージするときの注意!

犬にとって健康的にもメンタル的にも有効なツボ押しやマッサージですが、行うときにいくつか注意点があります。

  • 体調が悪そうなときは控えたほうが無難
  • 愛犬が満腹な時と空腹の時はしない
  • 強くツボを押さないよう力加減に気をつける
  • ケガや炎症があるときはしない
  • 手を十分に温めてから行う
  • 時計やアクセサリー類は外す
  • 皮膚を傷つけないように爪は短く切る
そして大前提なのが

無理強いはしない

ということです。

犬が嫌そうなそぶりを見せたときは、その時のマッサージは行わないでください。

愛犬も気持ち良いと感じることが大切です。

マッサージを始める時は急に体を押されたらびっくりしてしまうので、最初はゆっくり撫でるところから始めて、嫌がっていないようならマッサージに変更していきましょう。

犬のツボの大きさはボールペンの先くらいと言われています。

ピンポイントにツボを刺激できなかったとしても周辺を刺激するとツボまで伝わって効果がありますので、だいたいこの辺かな?という感じでも大丈夫です。

小型犬の場合は指の代わりに綿棒で代用する方法もありますが、ツボは意識しつつ指の腹で周辺部分をマッサージしてあげれば十分ツボ刺激の効果が期待できます。

犬が落ち着くツボ押しのタイミングと力加減は?

ペットに疲れた

犬が落ち着くツボを刺激するタイミングですが、落ち着きがない時に落ち着かせるためにツボを刺激するのはやめてください。

というのも、ツボ押しは即効性のあるものではありませんし、動いている状態でツボを押すと思った以上に強く刺激してしまい痛い思いをさせてしまいかねません。

愛犬がリラックスしている状態の時を選んで行いましょう。

あと、飼い主さん側もリラックスしている状態であることも重要です。

犬は敏感に飼い主さんの気持ちを察するので、お互いがリラックスしているときにスキンシップを楽しみながら愛犬のツボ押しをするのがベストです。

犬のツボを押す時の力加減は、キッチンスケールで

  • 小型犬は200g~500g
  • 中型犬は500g~1Kg
  • 大型犬は2Kg~3Kg
と言われています。

ツボ押しの前に、キッチンスケールでどれくらいの感じか練習してみると良いかもしれません。

ただそんなに厳密に考えなくても大丈夫なので、風船を押して少しへこむくらいの力を心がけてツボを刺激したりマッサージをすると良いでしょう。

犬のツボ押しで快不快のチェック方法は?

先ほどの注意事項に気をつけてツボ押しやマッサージを始めたとしても、もしも犬が不快だと思っていたらかえってストレスを溜めさせてしまうことになります。

そこで、気持ち良いと感じているときの様子と不快だと感じているときの様子をご紹介しておきます。

もしも不快だと感じているときの様子が見られたら、すぐにツボ押しやマッサージは中止してあげましょう。

気持ちいい時

  • おとなしくしている(体の力が抜けている)
  • 自分からゴロンと横になる(お腹を出すなど)
  • 目が薄く開いてうっとりしている
  • 眠そうにしている
  • おならをする

不快な時

  • 体がこわばっていて力が入っている
  • 動いて体を触らせないようにする
  • 何度もあくびをする

何度もあくびをするのはカーミングシグナルで一生懸命我慢をしているときです。

体の力が抜けて眠そうな状態であくびをしているのならかまいませんが、体が緊張していてあくびをしていたら不快だと思っているので注意して様子を観察してください。

またマッサージやツボ押しをしているときに、急にパッと振り向いた場合は痛みを感じた可能性があります。

力加減を弱くしたり、痛みがあったであろう場所にケガや炎症が無いか確認しておきましょう。

ツボ押しやマッサージの気持ち良さがわかっていないときは、嫌がるそぶりを見せることが多いかもしれません。

その時は、なでる時間を増やしたり、マッサージの時間を少しずつ長くしていくなど徐々に慣れるようにしていってください。

犬のツボ押しやマッサージをする手順

愛犬のツボ押しやマッサージをする前に、いつも同じような手順を踏んでいると、犬の方もマッサージをしてくれるんだということが分かるようになります。
犬が最大限にリラックスした状態に早くなったほうが癒し効果が最大限に発揮されますよ♪

手順1
必要なグッズ用意
リラックスした時に寝れるように柔らかいクッション
肉球の手入れ用にクリームなど
手順2
マッサージの準備
手をしっかり温める
爪が短いかチェックをし装飾品を外す
手順3
愛犬に知らせる
落ち着いたトーンで声をかける
体に手を当てて深呼吸をするとお互いに落ち着く効果がある
手順4
脱力状態を作る
優しいタッチで体をなでていくことで筋肉の弛緩を解く
 

愛犬が落ち着くツボを刺激できない状態だったら

子犬 共働き

ツボを押したりマッサージで刺激したりという方法は、人間のツボ刺激と同じですぐに効果が発揮されるわけではなく、じわりじわりと効果が期待されるものです。

そもそも、愛犬が体を触られるのを嫌がるようだとツボ押しもマッサージもすることができません。

その場合は、体を触る時間を毎日少しずつ伸ばしていくなど焦らずに慣らしていってください。

でも、愛犬が飼い主さんから体を触られるのを嫌がるということは、大切な主従関係ができていない可能性も高いです。

「うちの子はのびのび育ててあげたい」
「そんな関係ができていなくても今のところ問題ない」
「留守にしない限り甘えてくるところがかわいい」
「うちは小型犬だから力でなんとかなる」
「やんちゃなのは個性だと思う」
「別に警察犬じゃなくて家庭犬なんだから」

このように考える飼い主さんが多いのも確かです。

主従関係という言葉のイメージで、犬を従わせるなんてかわいそうと感じてしまうのかもしれませんが、それは大きな間違いで、犬にとっては主従関係を築けていないとストレスになってしまいます。

ワンコ先生

誤解されやすいですが、主従関係というのは「このリーダーと一緒にいれば自分は安心だ!」と犬に思わせてあげることで、犬を思い通りに従わせることではないんですね!

人間社会で生きていく以上、一緒にいる人間に頼れないと不安や恐怖、とまどい、苦痛などを常に感じていなければいけません

これは非常に大きなストレスになるって想像できますよね(´・ω・`)

犬が落ち着いて楽しく、安心して喜びに満ちた生活を送らせてあげるためにも、正しく主従関係を築くことが大切です。

でも、1つ落とし穴に落ちないでもらいたいのが、主従関係を築く上で「犬になめられちゃいけない」と教えている訓練士やネットの情報です。

「犬になめられないように厳しく接してください」とか「いうことを聞かなかったら無視をしてください」とか「いけないことをしたら犬が嫌がることをしてください」とか…

まことしやかにおっしゃる訓練士やネット上のサイトがありますが、犬と主従関係を築く方法としては間違えていますし、このような方法で犬と接したら関係を悪化させる可能性が高いです。

犬と正しく主従関係を築くには、犬への伝え方を知り、どのようにするのか具体的な方法を知り、飼い主としてどのように接するべきなのかを知ることが絶対に必要です。

先ほどご紹介したイヌバーシティには、それらがすべて丁寧に解説されていますし、もし今気になる問題行動がある場合には、問題行動を起こしている犬に対して治す方法を動画で見ることができます。

愛犬のために快適な生活をさせてあげるためにも、主従関係を築く方法を正しく知っていただければと思います。

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