家族に唸る犬を直す方法!成功の秘訣は「知ること」と状況判断

家族に唸る犬

エリちゃん

うちの子私には大丈夫だけど特定の家族に唸ります。直す方法はありませんか?

わんこ先生

犬が家族に唸るというのは必ず理由があります。家族に唸る犬を治す方法をご紹介しましょう。

家族に唸る犬を直すには?

ペットの世話犬が唸っている姿を見ると、「何かが気に食わないで怒っている」と思われるかもしれませんが、怒る・威嚇をしている以外の理由がたくさんあります。

人間目線では全く気にならないことや気づかないこと、予想がつかないことや考えもしなかったことなど、犬だから唸る理由になることがあります。

犬は唸ることでその問題を回避しようとし、それができないと攻撃に転じる恐れがあるので、人間としては問題行動だ・いけない行動だととらえるかもしれませんが、一概にそうとは言い切れません。

唸るというのは、犬にとって大切な感情表現の1つです。

犬が唸った場合、私達がしないといけないことは「なぜ犬が唸っているのか?」という理由を突き止めて、できればその問題を解決してあげることです。

あとで考えられる理由については詳しくご紹介しますが、家族に対して唸るというのは、その家族がなぜ犬が唸っているのかその理由が分からず、適切な対処をしてあげられていないことが考えられます。

少し前は、犬は家族全員に順位を付け、自分よりも順位が上か下かで態度を変えるので、犬には上下関係をしっかりと教えなきゃいけないという考え方の元しつけをされていました。

以前は犬を飼うというと番犬としての扱いが多く、屋外で飼うのが主流でしたが、最近では犬は室内で飼うことが推奨され、多くの犬が室内犬として飼われるようになっています。

この変化はここ20年くらいの間に起きた急激な変化です。

この大きな変化と犬に対する研究が進んだこともあり、犬は家族を順位で見ているのではなく、それぞれとの間に築かれている信頼関係の深さにより態度が変わっていると考えられるようになっています。

ペット先進国である欧米をはじめとして、この考え方が今では世界のスタンダードです。

もちろん理由によったら信頼している飼い主さんに対しても唸ることはあります。

でもよく家族に対して犬が唸っているとしたら、それはその家族が

  • 犬と信頼関係を全く築けていない
  • 犬という動物を理解できていない
という2つが大きな原因になります。

家族で犬を飼っているとしたら、家族全員で犬を飼っている意識を持ち、家族全員がしつけを通して愛犬との関係を深める必要があります。

なおかつ、しつけは家族全員が同じ考え方で同じ態度で、同じコマンドを使って同じしつけの方法で行わないと、犬は混乱してしつけが進まない上、家族によって態度が変わってしまうという結果になります。

例えば、愛犬の気になる行動を直そうとして家族それぞれがネットで対処法を探して、良いと思ったものを実践するとします。

ネット上の情報はすべて正しいと言いきれない上、一昔前の厳しく上下関係を教え込むというしつけを紹介しているものも多く、間違えたしつけをすることで犬の行動を悪化させてしまう恐れもあります。

さらに、それぞれのサイトで情報を書いている書き手が違えば、方法も考え方も違ってきます。

組み合わせると相性の悪いしつけもありますから、犬が混乱して誰を信頼すればよいのかわからなくなってしまう可能性が高いんですね。

それならちゃんとしたしつけ教室に通って正しいトレーニング方法を知って実践すればよいじゃないかと思われるでしょう。

それは私も良いとは思いますが、家族の全員でしつけ教室に参加することがむずかしかったり、トレーニング方法は教えてくれても「犬を理解する」という講習がついていないことが多いのが難点です。

しつけはトレーニングももちろん重要ですが、しつけをする上で知っておかないといけない知識や、トレーニングをしてない時の接し方とか犬との遊び方などの部分もしつけにおいて重要な点です。

トレーニング方法だけでなく、「犬という動物を理解して、信頼関係を築くことに重点を置いているしつけ」を家族全員が知って実践するということが何より大切なことです。

しつけ教室を探していただく際には、「座学」や「講習」といったことを実施されているしつけ教室を選ぶようにしていただくと、しつけの進みが早くなりスムーズです。

そして、そのしつけ教室に参加された方は、細かくメモを取って全ての内容を家族に伝えて、家族全員が同じ考え方とやり方ができるようにしてください。

もしもお近くにそのようなしつけ教室が無かったり、家族全員の考え方を合わせるのが難しいとお感じになるのであれば、イヌバーシティというしつけ教材ならおすすめができます。

イヌバーシティはご家族でしつけを実践するのに大変優れていて、犬を理解するという座学の面も実際のトレーニングの様子も、それぞれのスマホでそれぞれが開いている時間に視聴することができます。

家族が全員そろってしつけの理解を深めるのは良いことだと思いますが、それぞれが忙しい現代人ですからなかなか時間が合わないなどがあると思います。

でも家族全員がイヌバーシティをそれぞれ視聴することで基本的なしつけの考え方や接し方、トレーニングの方法などが一致し、コマンドを決めるなど家族で話し合うときも認識が一緒なのでスムーズに行えます。

一つあれば家族全員が視聴することができるので、コスパも良くなるのも嬉しいところです。

イヌバーシティについてここでお話していると本編より逸れてしまうので、ご興味を持っていただけたら、詳しくは下記の記事をご覧いただければと思います。

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家族に唸る犬というのは、唸られる家族もつらいですが唸っている犬も強い緊張状態にあります。

家族に対して唸る必要が無い状況の方が、犬にとっても望ましい環境だということです。

イヌバーシティをご視聴いただけると、犬の飼い方・扱い方なども自然と身につけることができますので、家族全員がしつけに参加できるのは非常に良いことですし、家族のそれぞれが愛犬と信頼関係を築くことができます。

信頼関係が築けていくと、犬への愛情も犬からの愛情も増し、犬の状況から犬の気持ちを探ってあげることも難しいことではなくなります。

愛犬の唸っている理由を判断し、適切に対処してあげることでますます犬との信頼関係が築けて、犬も家族に唸る必要がなくなるという良いスパイラルを作ることができます。

小さなお子様からご年配の方まで、誰がやってもできるような方法と、再現性が高いことで多くの愛犬家に支持されている教材ですので、どんな威力があるのかを含め先の記事を一度ご覧いただきたいと思います。

家族に唸る犬を直すために絶対にしてはいけないのが、「唸っている犬を叱ること」です。

犬はいろいろな感情から、自分の体や自分の物、自分の心などを守ろうとしているので、うなるべき理由があります。

それなのに、飼い主さんから頭ごなしに怒られたり、唸り返されたり、驚かされたりすれば、飼い主さんを信用することができなくなり、信頼関係が崩壊してしまいます。

もしくは唸る行動を無くして、すぐに攻撃的な態度に出る可能性もあります。

唸らなければいけない問題を解決するための行動であり、犬にとっての対策にもなっているので、唸っているからと言って叱るのはやめてください。

エリちゃん

唸られている家族は犬からの信頼がまだ低いかもしれないんですね。

わんこ先生

家族全員で同じしつけをすることで愛犬を含めて家族としての信頼度が高まりますので、ぜひ全員で取り組んでもらいたいと思います。次は「犬が唸る理由」についてみていきましょう。

犬が唸る理由とは?

家族に唸る理由についても後ほどご紹介しますが、そもそも犬はどんな時に唸るのか、その大きな理由を見ていきたいと思います。

精神的な理由で唸る理由はたくさんありますが、まず最初に疑っていただきたいのが「痛み」によって唸っているのかどうかです。

  • 頭をなでようとしたら唸る
  • 抱っこしようとすると唸る
  • 体に触ろうとしたら唸る
これらは精神的な理由のことも考えられますが、身体的な疾患が潜んでいる可能性はゼロではありません。

内臓疾患や関節炎などの病気やケガからくる痛みから、触られたくないという気持ちが強まって攻撃性が増しているのかもしれません。

小型犬に多いのは、水頭症や椎間板ヘルニアなどです。

もしくは、目や耳の病気になっていて、視力や聴力が衰えていることに対して不安を感じて攻撃的になることもありますし、首輪を乱暴に扱う散歩により首の骨や関節にねんざが起こっている可能性もあります。

気をつけて行われていると思いますが、皮膚の薄い耳は耳掃除の時に痛めてしまいやすい部分でもあり、ケアの時に気付かずに傷をつけてしまうこともあります。

その他、不妊(避妊・去勢)手術後に唸るようになるケースもあります。

手術は麻酔を使った皮膚を切開する手術になるため、術後に痛みがあると考えられます。

動物は痛みがあると本能的に攻撃性が高まりますが、多くの場合は痛みが引くのとともに自然と消えていきます。

ただ体内におけるホルモンバランスが変わってしまったことが原因で唸るようになることもあるため、いつまでも唸る場合は獣医さんにご相談していただいた方が良いと思います。

体の不調や病気を早期に見つけるためにも、普段から愛犬を観察し体に触ってチェックをすることに加え、年に一度は健康診断を受けることをおすすめします。

愛犬が唸る理由が痛みによるものではないという前提で犬が唸る理由ですが、

  • 警戒心
  • 不安と恐怖
  • 嫌悪感・不快感
  • 所有欲
  • 縄張り意識
  • 要求
  • ストレス
  • 防衛
  • 興奮
  • 優位性
  • 薬によるもの
なんとこんなに多くの理由が隠れています。簡単にそれぞれどんな状況かを解説していきます。

警戒心からくる唸り

知らない人や物、新しい環境などに対して、強く警戒したときに唸るようになります。

個体差がありますが、子犬の時に生後6~7か月くらいになってくるとだんだん好奇心よりも警戒心が強くなってきます。

犬としてのアイデンティティが形成され、自分以外の環境を冷静に見れるようになってくるのと同時に、自分にとって危険なものか?そうでないものか?ということに対する意識が高くなります。

このため、知らないものや初めて見るものに対して、少しでも危険そうに感じると警戒心を全開にして、唸るというサインを出します。

子犬の社会化期に、多くな経験ができなかった場合は知らないことが多くなるため警戒心が強くなる傾向にあります。

不安と恐怖からくる唸り

どうなるのかわからない不安を感じると犬は強く緊張します。

その不安が大きくなったり、怖いという恐怖を感じるようになると、相手を追い払いたい・近寄ってほしくないという気持ちから威嚇のための唸り声を出します。

対象は人や動物・物だけでなく、夜になると不安な気持ちになって唸りだすという犬もいるくらい、犬の気持ちはデリケートな部分があります。

犬は人間にとってはなんてことはない些細な物事に対しても怖いと感じることが多々あるんですね。

実際に、怒りやすい犬やすぐ唸る犬というのは、子犬の時の社会化が不足しているケースが多く見られ、ビビり犬になっている可能性が高い傾向にあります。

また、暴力や体罰をされたなど過去の経験があると、暴力を振るった「人」だけでなく、「人の手」に対して恐怖を感じてしまう場合もあります。

これは「ハンドシャイ」と呼ばれていて、全ての人の手が怖い状態なので、慣れさせようと思って人の手を無理に近づけると逆効果になることもあり、時間をかけてゆっくり慣らしていく必要があります。

体罰をしては絶対にいけないというお話を良くしますが、人間にとってはしつけのつもりでも犬が恐怖に感じてしまうことで、ハンドシャイになってしまったり、自分を守るために攻撃的になるという問題行動を起こしてしまいます。

これは犬が悪いのではなく、完全に人間の間違ったしつけのせいです。

不安や恐怖を感じやすい犬の場合は、様々な場面で恐怖を感じる必要がないことを少しずつ、愛犬の様子に合わせて教えていく必要があります。

嫌悪感・不快感からくる唸り

信頼している飼い主さんに対しては極限まで我慢することが多いですが、犬にも苦手なことや嫌いなことがあります。

されて苦手なことや嫌いなことをされそうになることで、それから逃れるために「やめてくれ!」という意味で唸ることがあります。

犬には股下やお腹、足の先など敏感で触られることが嫌だと感じる部分がありますが、慣らすこともなく急に敏感な部分を触られると不快感からやめさせようとして唸ります。

また、「抱っこをしようとすると唸る」場合は、そもそも抱っこをされる(体を拘束されること)のが嫌いだという犬もいます。

動物病院に連れて行く・シャワーをする・爪を切るなどは苦手だと感じる犬も多いので、苦手だ・嫌いだと犬が感じるお世話ばかりしていると、その人が近づいてきただけで警戒して唸ることが考えられます。

犬についての知識が乏しくて、犬を理解しようとしない家族は、知らないうちに犬が嫌悪感や不快感を感じることをしてしまうことが多いです。

所有欲からくる唸り

犬も所有欲や独占欲を持っているのはご存知の通りです。

人だったり、物だったり、ご飯だったりと、所有したいと思うものは犬それぞれですが、犬が大切だと思ったものを取られそうになった時、取られたくない気持ちから摂ろうとしている人に向かって唸る場合があります。

ペットショップによってはできるだけ大きくならないように、最低限の食事しか与えないというところがありますが、そのようなところに長期間いた子犬などはご飯に対して所有欲が強まる傾向にあります。

このような食物関連の唸りは、フードガーディング(food guarding)とも呼ばれ、犬の許容できる範囲より近くによると噛むなどの攻撃に転じやすくなります。

生後2か月頃から食物関連の唸りがある子犬は、のちに家族全員に対して攻撃的になりやすいとも言われています。

その他、犬の社会では「くわえた時点でその犬の物」というルールがあります。

それを知らずに犬のルールを無視して、犬がくわえているものを無理矢理何度も取り上げると、その人に対して警戒し唸るようになる可能性が高いです。

コマンドでくわえているものを離すように「離せ」「ちょうだい」などのトレーニングを行って、取り上げるのではなく自分から離すようにしておくようにしてください。

縄張り意識からくる唸り

犬の縄張り意識の習性から、番犬などの役割を担ってくれていました。

でも室内で一緒に暮らすようになった現在は、急にこの縄張り意識が邪魔なものになってしまいました。

犬は縄張りだと思う範囲で物音が聞こえたり、侵入したと思われる現象に対して唸る・吠えるなどの行動をとるため、これを無駄吠えとか無用な威嚇ととらえられてしまっています。

縄張り意識から唸る・吠える行動をしてしまう犬に対しては、縄張り自体を狭くしてあげることが有効です。

しつけができれば室内フリーで飼うことは良いのですが、それでもクレートなど狭い場所をハウスとして認識させ、犬の縄張りをハウスだけにしてあげると犬は安心してハウスで落ち着けます。

またソファーの上など、決まった「場所」に対しても家族の誰かが座ると唸ることがあります。

「ずっとここにいたいと思える場所を作る」「ハウスで落ち着いていることをたくさん褒める」などで、心地よくハウスでくつろげるように教えていきましょう。

チャイムの音に反応して唸る・吠える場合は、チャイムの音がなったときに犬が行うべきルールを決めてあげると良いです。

このトレーニングは簡単ですが効果は絶大なので、チャイムが鳴るたびに吠えるとか唸ってしまうといった犬にはおすすめです。

具体的なトレーニング方法に関しては、イヌバーシティで詳しく解説されているので実践していただくと良いと思います。

要求による唸り

これはしつけが甘かった・しつけの方法を間違えた・家族の誰かが甘やかしたなど、正しくしつけができなかった犬に多い唸りです。

溺愛された小型犬に多く、散歩に行きたいとかおやつが欲しいなどの要求があった時、唸ったら要求が通ったという経験から学んでしまったパターンです。

唸ることで脅しているわけではなく、犬が「希望する行動をしてもらうためには唸ることが正解だ」と間違えた学習をしてしまっている状態です。

思った通りに要求が通る経験というのは犬にとって気持ちが良いものなので、要求で唸る犬は人間に対して要求しようとする(気持ち良かったことを繰り返す)ことが多くなります。

でも、思ったように要求に応えてくれない飼い主に対して、ストレスにもなっていきますので、犬も負担を感じる行為です。

唸っている時に要求にこたえるのは厳禁なので、唸っても要求が通らないということを早めにしつけで教えてあげるようにしてください。

ストレスからくる唸り

犬はちゃんとしつけで良い行動やしてはいけない行動を教え、環境を整え、怖くないものをたくさん教えてあげないと、人間が想像する以上にたくさんのストレスを感じます。

上記でご紹介した恐怖や嫌悪感などに長くさらされることも大きなストレスになりますし、逆に過剰にスキンシップをとったり普段から自由すぎるというのもストレスになります。

適切な運動ができていない運動不足や、留守番が多い・遊ぶ時間が少ないなどの愛情不足もストレスになり、イライラしやすくなるため唸ることが増えてしまします。

犬にとって必要がしつけを行うことや、正しく犬を理解して飼うことができていないと、飼い主さんが知らない所でどんどん犬にストレスをかけていってしまうんですね。

犬は自分で環境を変えることはできません。

正しく犬を飼ってあげられているか、飼い主さんが見直すことが必要になります。

防衛による唸り

子犬や仲間、飼い主を守るために、犬や他の動物・人間に対して唸ることがあります。

お散歩中など、他の犬に唸っている場合、もしかしたら飼い主さんを守ろうとして唸っていることも考えられるので、唸るからと一概に犬を叱ったりやめさせようとしないであげてください。

唸っている対象の相手から物理的に距離をとって、唸らなくなったら褒めるとか、コマンドで飼い主さんに注意を向けさせて相手が通り過ぎるまで待つというのも一つの方法です。

母性によって唸ることもあります。

発情中などは女性ホルモンの影響によって攻撃性が高まっているので、発情中のメスは唸りやすいです。

また発情期のメスが近くにいると、その周囲にいるオス同士の攻撃性が高まるので、唸りだしたらケンカに繋がるので注意してください。

興奮による唸り

楽しくて興奮している時も犬は唸ります。

この場合の唸りは、楽しくて思わずうなり声が出ちゃったという感じなので、特に危険があるなどの心配はしなくて大丈夫です。

楽しくて興奮して唸っているのか、それ以外で唸っているのか区別がつかないと思われるかもしれませんが、ハンガリーで行った実験によると、およそ8割の確率で飼い主さんは聞き分けることができたそうです。

声以外の様子やしっぽを振っているかなどのボディランゲージなど、状況を総合的に見ていただければ判断しやすいと思います。

優位性による唸り

適切なしつけをしていないとか、正しい関係を築けていない場合、犬は自分がリーダーにならなくてはいけないと考えます。

この状態を権勢症候群(アルファシンドローム)と呼ばれ、一種の心の病気になっている状態です。

見極める方法としては犬が食事をしている時に食器に触ってみて、唸るかどうかという方法がありますが、食物関連の唸りである可能性もあるため、普段の愛犬の行動も含めて判断してください。

正しくしつけができていない・そもそもしつけをしていないで、犬が権勢症候群になり優位性を主張して唸るというのは、犬が悪いわけではなく、犬がかわいそうな状態です。

しつけは、正しい方法さえ知ることができれば、誰でも行えることですので、まずは先ほどの記事でご紹介したしつけを実践していただきたいと思います。

薬による唸り

炎症性の疾患や免疫系の疾患などで広く使われている「糖質コルチコイド薬」には、犬の行動様式を変化させるという研究報告があります。

「攻撃性の増加」や「活動性の低下」といった問題行動の増悪因子になりうるという結論

引用:ロレーラ・ナトーリ氏の研究報告より

投薬治療を受けている際に唸るなどの攻撃的な行動が増えた場合は、獣医師にご相談いただくと良いと思います。

犬がその家族に唸る理由

犬が唸る理由についてみてきましたが、家族に唸る犬の場合「なぜその家族に唸るのか?」という点についても理由があります。

  • 接する機会が少ない・家族と思っていない
  • 以前に嫌なことをされた
  • 苦手な人と認識されている
この3つがその家族に唸る大きな理由になっています。

例えば、

  • 家にいる時間が極端に少ない
  • 他の家族との触れ合いが少ない
  • 犬が信頼している家族と仲が悪い
  • 犬と接しようとしない・世話を全くしない

など、家族としての関連性を犬が感じられないと、家族と認識することができずに、お客さんとか警戒に値する人間と思ってしまい、唸ることが増えます。

また、

  • 予防接種に連れて行こうとした
  • 嫌いなシャワーを無理矢理浴びせようとした
  • 痛い思いをさせられた(体罰を含む)

などの犬が嫌なことをされた経験があると、その家族に恐怖を感じていたり、また何かされるかもと不安を感じたりするので、顔を見ると唸りやすくなります。

中には、ペットホテルに預けようと連れて行った家族に対して、「嫌なことをされた家族」として認識してしばらく唸っていたというお話も聞いています。

ペットホテルに預けなければいけない場合というのもあると思いますので、せめてペットホテルを嫌な場所と思わないで済むようにクレートトレーニングをしっかりしておいた方が良いと思います。

また、ペットホテルによっていろいろな特徴がある(他の犬と触れ合う時間がある・広いところで運動させてくれる時間があるなど)ので、愛犬に合ったペットホテルを探しておくと良いでしょう。

犬は苦手だと感じる人のタイプがあります。

  • 犬に対する扱いが雑で荒い
  • 大きな声を出す・声が低い
  • 悪ふざけをしてしつこくかまう
  • 機嫌が悪いことが多い・よく怒っている

このような人は、犬が生理的に苦手だと感じてしまうので、警戒したい人物に特定され、他の家族よりも唸ることが増えます。

よく唸られてしまうという人は、知らずにこのような行動をとっていないか?愛犬に警戒されるようなかまい方をしていないか?なども見直してみてもらうと原因が突き止められます。

家族に唸る犬への対処法

家族に唸る犬への対処法としましたが、実際は唸られる人間側の行動を変えることがポイントになります。

  • 信頼関係づくりのトレーニング
  • 環境の改善
  • ゆっくり慣らしていく
  • 散歩を増やす・一緒に遊ぶ
一番最初に取り組まなければいけないのが、しつけに参加して愛犬と信頼関係を築くことです。

犬が基礎的なコマンドに従えるように、毎日トレーニングする時間をとっていただき、犬に信頼される人になれるよう行動していただくのが一番です。

できれば、イヌバーシティで紹介しているような「信頼関係を築きやすいトレーニング」の方法でトレーニングをしていただけると、信頼されるまでの時間が縮まるのでモチベーションが下がらずに行えます。

そして家族全員がぶれない一貫した行動をとる・唸り声に対してひるまないなど、飼い主としての姿勢を家族全員ができるようにし、愛犬の扱い方を同じにしておくことも大切です。

イヌバーシティで用意されているそれぞれの講義やトレーニング方法の動画などを視聴していると、自然に犬の扱い方などが身につくので、ぜひご視聴いただきたいと思います。

愛犬との距離がぐっと縮まることで、愛犬を愛しいと思う気持ちがどんどん増えるので、お互いの信頼関係が深まり、素敵な愛犬生活を送ることができます。

環境の改善については、犬と人が対立するような原因をあらかじめ取り除いておくというのも大切です。

また、犬が理解するまでの時間やペースというのはそれぞれ違います。

環境を整えた後は、危険が無い限り犬を見守り、愛犬のペースを知ってあげられると、犬からの信頼が高まります。

これはゆっくりと慣らしていくの部分でも効果があることで、その家族に対して唸りたくならないように、適切な距離を知り、それを縮めていくイメージで接してもらいたいと思います。

嫌がったらすぐにやめることがポイントで、愛犬のペースに合わせて、おやつなど良いイメージがつきやすいものを使って、まずは好きになってもらうのが近道です。

それには、一緒に遊ぶ時間を作ったり、一緒にお散歩に行って楽しく一緒にいる時間を増やすのが効果的です。

もしかしたら運動不足でイライラしているかもしれませんので、唸られる家族がお散歩の時間や距離を増やしてあげると、急に信頼されるかもしれません。

※ちなみに、犬は嗅覚が鋭いため、その人の臭いに反応している可能性もありますので、強い人工的なにおいがしていないかどうかもご確認いただきたいポイントです。(例:香水・湿布・タバコなど)

家族に唸る犬は、唸っている犬にも良い影響は与えていません。

ご紹介した方法を使っていただいても家族に唸るようなら、もはや心の病気になっている可能性もありますので、獣医さんにご相談いただくと良いかもしれません。

ひどい場合は薬物を使った療法もあるようです。

できるなら、薬物を使うよりも信頼関係を築くことで唸る犬と家族の関係を良好にしていただくのが一番良いので、ぜひまずはしつけに関する最新で正しい知識を得られるとよいのかなと思います。

少しでも早く、家族全員が愛犬と幸せな関係になれることを願っております(^^)

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