犬に触ると唸るのはなぜ?触っても唸らない犬にするしつけのコツ

犬 触ると唸る

エリちゃん

まだ子犬なんですが、触ると唸ってくるんです。一生懸命お世話をしているんですが、どうして唸るんですか?

わんこ先生

愛犬に触ると唸る場合は、その犬にとって唸る理由があるからです。どんな理由があるのか?またどうすれば唸らなくなるのかご紹介していきましょう。

愛犬が「触ると唸る」理由とは?

一生懸命お世話をしているのに、唸られてしまうと飼い主さんとしてはショックかもしれません。

でも、犬の方では何らかのストレスを感じているため、そのストレスから解放されたい・ストレスを受けたくないと思って、自己防衛の反応として「唸る」などの威嚇行動があらわれます。

もちろん飼い主さんの方では愛犬にストレスを与えたいと思っていないでしょうし、ストレスをかけることをしているという自覚も無いと思います。

これは、人間と犬の考え方や習性などの違いからくるものなので、飼い主さんは「犬という動物を理解する」ということを普段から心がけてあげないと、誤解をして対処を誤ってしまう恐れがあるんですね(´・ω・`)

愛犬に触ると唸ってくる理由として考えられることは

  • ケガや病気による体の痛みがある
  • 恐怖や不安を感じている
  • 触られるのが苦手な場所に触られたくないと思っている
  • 飼い主に対して優位性を主張している
この4つの理由が考えられます。

愛犬に触ったときに唸られた場合は、まず動物病院に連れていき病気になっていないか、見えないところでけがをしていないかを確かめていただきたいと思います。

動物は痛みを感じていると、自分を守ろうとするため防御性の攻撃行動が増えます。

痛いところに触られたくないという気持ちが強く働くため、唸ったり威嚇をして触られないようにしようとします。

食欲もあるし、元気そうに見えるという場合でも疾患が潜んでいる可能性はゼロではありません。

小型犬だと、水頭症や脊髄空洞症、頸椎の椎間板ヘルニアなどの病気も多いですし、関節炎になっていると見えない痛みなので飼い主さんが気付きにくく、見落とされやすいです。

他にも、段差をうまく降りられなかったときに足首をねんざしていたり、散歩中にリードを無理に引っ張った・強めにリードを引いたときに犬とのタイミングが悪かったなどで、首の骨や関節に捻挫をしていたり痛めていることもあります。

疾患やけがによる痛みは、治してあげないと痛みが続くため、唸ることも直りませんし、痛みが長く続くことで痛みがトラウマになってしまい、小さな痛みでも不安を感じて攻撃的になる犬にしてしまう可能性もあります。

「けがや病気による痛みから、触られるのを嫌がり唸るのではない」ことがはっきりすれば、飼い主さんの対処で唸らない犬に直してあげられますので、安心して対処できるように病気やけがでないことをはっきりさせていただきたいと思います。

それでは後の3つ「恐怖や不安を感じている」「触られるのが苦手な場所に触られたくない」「飼い主に対して優位性を主張している」を詳しく見ていきたいと思いますがその前に。

  • 犬は撫でられると喜ぶと聞くのにどうしてうちの子は唸るんだろう
  • 動画などで見るほかのうちの犬は良い子なのに何が違うんだろう
  • こんなにかわいいと思って育てているのに何が悪いんだろう
  • 一生懸命お世話をしているのにどうして唸るの?嫌われたの?
触ると唸ってくる愛犬に対して、このように思って悲しくなったりしてしまっているかもしれません。

子犬だったりしたら余計、早く仲良くなりたいという気持ちも強いので、焦る気持ちも出てきてしまうのではないでしょうか。

「ちゃんとしつけをしてよい子に育ててあげたい」「みんなに好かれる賢い犬に育てたい」と考えて、しつけの方法を調べてよさそうな方法を実践してみたり、犬を飼っている先輩に話を聞いたりと頑張っていらっしゃると思います。

もしかしたら、すでにしつけ教室に参加されたこともあるかもしれません。

でも、うまくいかない…と落ち込んでいらっしゃるとしたら、心配することはありません。

それは、しつけにおけるトレーニング方法だったり、問題行動を治す方法といった「実技面」しか知ることができていないことが大きな原因です。

犬についての理解がまだ深まっていないため、どうしても犬を誤解して考えてしまいます。

犬はとても敏感ですから、飼い主さんに自分を「わかってもらえていない」と感じてしまうので、飼い主さんのことを心から信頼することができないんですね。

犬のしつけに取り組むときは、犬を誤解しないように犬という動物を理解してどうしてこのようにしつけをするのか理由もわかって正しい方法を実践しないとなかなかうまくいきません。

車の操作方法だけわかっても、それだけで運転してはすぐに事故を起こしてしまうのに似ています。

法律やルール、何に気を付けなければいけないのか、どんな注意をするべきなのかなどを学んでわかってからじゃないと危ないので、運転免許を取得するには実技教習だけじゃなくて学科教習も必要になってきます。

犬のしつけも同じようなことが言えて、トレーニング方法とかしつけの実践方法だけを知っても、犬のことが理解できていないと間違えてしまうことが多くなります。

  • どうしてそのしつけをしないといけないのか
  • 犬はどのように学習をするのか
  • 普段から犬とはどう接するとよいのか
  • どのようなことに注意してしつけをするとよいのか
  • どんな順番で教えていくと犬がわかりやすいのか
しつけは細切れの情報の寄せ集めではなく、しつけを全体的にトータルで知って、正しいしつけ方法を実践しないと、犬も飼い主さんも混乱して必要以上の時間がかかってしまったり、なかなかうまくいかないことが起こります。

犬を理解し、注意すべきポイントも抑えてしつけをしていくと、飼い主さんは自信が持てますから態度や接し方も変わってきます。

犬はそんな飼い主さんの様子に安心感を得られ、信頼できるようになっていくので、指示に対して喜んで従えるようになるんですね。

例えば、しつけをトータルで知って正しい方法で実践できれば、子犬にトイレのしつけを教えるのは2週間で終わります。

もしも、トイレのしつけに2週間以上かかってしまったとしたら、飼い主さんが今の状態でほかのしつけをしようとしてもうまくいかないか、無駄に時間がかかってしまう可能性が高いです。

私が良くしつけで悩まれている方からのご相談を受けたときは、イヌバーシティというしつけ方法をご紹介します。

イヌバーシティについてはここでお話しすると長くなるので、下の記事をご覧いただきたいと思います。

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他にもよくしつけ教材的なものはありますが、ほかのものはお勧めしません。中身はすべて見ていますが、内容が薄かったり、とてもじゃないけどおすすめしたくなるような代物ではなかったです。

もちろんイヌバーシティじゃなくても、現代の正しいしつけ方法をご存知でしたらそれでもかまいません。

犬を理解するための座学もあり、しつけがされている犬を使った方法で教えているのではない(まだしつけがされていない犬を使って教えるところが大きなポイントです)しつけ方法をご存じでしたら、そちらをもう一度よく読みこんで正しく実践してくださると良いと思います。

触ると唸る犬というのは、痛みによるものでなければ、飼い主さんのことが信頼できていないから起こる行動です。

うまくしつけができるかどうかは、この信頼関係ができているかにかかってきます。

イヌバーシティをお勧めするのは、内容が充実しているだけじゃなく、そのトレーニング方法自体が信頼関係を築きやすくしているという点がとても大きいです。

理解して正しいトレーニングをしているだけで、ますます犬に好かれ信頼関係が築けるので、最短でしつけを確実にしていくことができる…まさに理想的です。

飼い主さんが自信をもってしつけができなければ、愛犬はどんどんストレスの多い日常になり、問題行動を起こす犬に育ててしまいます。

愛犬に楽しい生活を送らせてあげて、みんなからも「本当に良い子ね」と褒められるような愛犬に最短で育ててあげたいと思われるなら、先ほどの記事をご覧いただければと思います。

エリちゃん

愛犬を良い子に育ててあげるには良い飼い主になれるよう正しい方法を知ることが大切なんですね!

わんこ先生

手探りでしつけをすることは、犬にも飼い主さんにも大きなストレスがかかるので、正しい方法を知ることが本当に重要です。
それでは触ると唸るほかの3つの理由をそれぞれ詳しく見ていきたいと思います。

恐怖や不安を感じている

犬は私たちが考えているよりもずっと、不安や恐怖を感じやすい動物です。

触ると唸る犬は、人間が気付かないうちに恐怖や不安を感じさせることをしていた可能性が高いです。

その恐怖や不安の種類を具体的に言うと、人に対する恐怖・手に対する恐怖・飼い主の不安が伝わるの3つです。

<人に対する恐怖>

  • ショップにいる時に嫌なことをされた
  • トリミング時などに痛い思いをした
  • 飼い主が痛い思い・嫌な思いをさせた
  • 子犬期に人に触られることが少なかった
  • 社会化が不足している
これらのことが原因で、飼い主さんを含める人に恐怖を感じてしまっているかもしれません。

飼い主さんが良かれと思ってしたことでも、犬が怖いと感じたらそれは恐怖の原因になってしまいます。

犬を理解してあげられていないと起こりやすいことだといえます。

人間社会で生きていかなければいけない犬にとって、人に対して恐怖を感じているということは、常にストレスにさらされることになるので、問題行動へもかなり発展しやすい状態です。

すぐにでも犬を理解し、犬が安心できる環境にできるように飼い主さんも学んでいただく必要があります。

<手に対する恐怖>

  • 体罰もしくは体罰のようなしつけをされている
  • 恐怖を感じるような行動が多い
  • くわえているものをよく無理矢理取り上げる
しつけの方法はたくさんあると思います。

ただ一番気を付けてしつけ方法を選んでいただきたいのが、体罰もしくは体罰のようなしつけを推奨するようなしつけ方法です。

実際、聞いたことがあるかもしれませんが、子犬に厳しく接しろとか、犬になめられるなといった考え方のしつけは「体罰のようなしつけ」に入る内容を教えていることがあります。

日本では、犬に上下関係を教えるという考え方のしつけ方法がつい最近まで主流でした。

ベテランの訓練士さんなどは、今でもこの考え方でしつけを教えられている方が実際にいらっしゃいます。

体罰とまではいかなくても「考え方が間違えている方法」もありますし、間違ったしつけ方法というのはたくさん出回っているのが現状です。

お悩み掲示板などを見てみると、ひどいアドバイスをされている方がたくさんいて、驚愕したことがあります。

間違ったしつけ方法でしつけをすると、必ず間違った犬に育ててしまうので気を付けてください。

体罰もしくは体罰のようなしつけを実践されると、高確率で「人間」や「人間の手」に恐怖を感じる犬にしてしまいます。

  • 上から手を伸ばして触ろうとする
  • 近くで手を素早く動かす
  • 叩く真似をする

他にもこのような行動をすると、犬は恐怖を感じてしまいやすいので、手の動かし方にも注意をしてあげたいところです。

くわえているものを取り上げる行為ですが、実はこれ犬社会ではルール違反なんです。

犬社会では、「くわえた物はその犬の物」というルールで、犬同士の無駄な争いを無くしていました。

それなのに、飼い主さんから自分がくわえているものを無理矢理取り上げられてしまっては、飼い主さんに対して不信感を抱き、取り上げようとする手に対して怖いと感じてしまう可能性があります。

<飼い主の不安が伝わる>

犬の感受性は人間以上だと言われています。

研究の結果、犬は人間の心を察知する能力に優れ、飼い主さんの行動や心の動きに心理状態が影響されやすいそうです。

飼い主さんが悲しくて落ち込んでいると、愛犬が近くに寄り添って慰めるようなしぐさをするという体験をしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

悲しい気持ち以外にも、ビクビクしているとその不安も伝わりますし、迷いながら自信が無さそうにしていると犬の方も不安を感じます。

逆に自信を持って毅然とした態度で犬に接することができると、犬は安心していられます。

飼い主さんが漠然と感じている不安は犬にも伝わり、犬も不安から唸りやすくなると言えます。

MEMO
犬は犬嫌いな人が分かる?

犬は優れた嗅覚を持っているのはご存知だと思いますが、人間が恐怖を感じたときに出す汗のにおいも嗅ぎ分けられるそうです。
犬が嫌いな人は、犬が近づくだけで怖いと感じることから、その時に出す汗のにおいを嗅ぎ取って、犬の方も怖いと感じたり不安になったりするので、吠えるなどの行動を起こしやすくなるんだとか。
急に犬が唸ったり吠えだしたとき、もしかしたら飼い主さんから出されている怖いという汗のにおいを嗅ぎ取ったから、ということがあるかもしれません。

ご紹介してきた触ると唸る犬の3つの理由ですが、根本的に解決してあげるためには、正しいしつけ方法を知って、自信を持ってしつけを進めてあげることです。

触っても唸らない犬にする方法はあとでご紹介しますが、根本的なことを解決しておかないと、他のケースで困ったことが必ず起きてきます。

このまま何もしないで放っておくと、神経質で落ち着きのない犬に育ててしまうので、どんな時にどんな問題行動が出るのかわからない状態になってしまいます。

できるだけ早く正しいしつけの方法を知っていただきたいので、良かったら先ほどの記事をご覧になっていただきたいと思います。

触られるのが苦手な場所に触られたくない

犬はとても敏感に感じとりやすい部位があります。

脚先や肉球やしっぽ、耳や顔まわりなどの体の先端部分には神経が集まっているため、とても敏感になっています。

体のどこに触れても嫌がらないようにしておこうと思って、敏感な部分に急に触ったり長時間触り続けたりすると、犬にとっては非常に嫌なイメージがついて、大きなストレスも感じます。

苦手な場所に触ろうとすると、唸って近寄らせないようにしてしまうのは犬としての自然な防衛本能です。

また、抱っこをしようとしたときに唸る場合は、拘束されることを嫌がる犬もいるので、抱っこ自体を嫌だと思っている可能性もあります。

優位性を主張している

正しいしつけの方法でしつけをしてあげると起こらないことですが、飼い主さんを信頼することができないため、自分がリーダーとなって群れを守らなきゃいけないと感じてしまうことがあります。

その気持ちが強くなってしまうとアルファシンドロームという心の病気になってしまいます。

これは犬が持っている本能なので、決して犬が悪いわけではなく、信頼されない・頼りにならない飼い主さんの行動や態度が引き起こしているものです。

犬社会のルールにのっとって、リーダーとして下の犬に対して優位性を示して群れを統一しようとしている行動の一環として、触ると唸ることがあります。

犬が唸るのはどんな心理状態の時?

ペットの世話犬が「触ると唸る理由」についてみてきましたが、そもそも犬が唸るのはどんな心理状態の時なのかも合わせて知っておいていただきたいと思います。

犬が唸る時というのは、基本的に攻撃行動をする前の警告になります。

触っていないのに唸っている時があったら、それがどんな理由によるものなのか、観察して判断するようにしていくと、犬の気持ちが少しずつわかるようになってきますから普段から練習しておくと良いと思います。

犬が唸るときの理由というと、触ると唸るときの理由に加えて

  • 食物関連性の唸り
  • 独占欲からくる所有性の唸り
  • 縄張り性の唸り
  • 母性本能から「何かを守ろう」とする唸り
  • 楽しくて興奮している遊びの唸り
  • 要求を通そうとしている唸り
  • 犬同士でケンカをするときの唸り
  • 寂しさや夜への不安からくる唸り
  • 薬による唸り
だいたいどんなときの唸りかご想像いただけると思いますが、ほとんどのものが正しくしつけをすることによって抑えられる唸りになります。

この中でしつけではどうにもできない唸りは母性本能からくる唸りと、薬による唸りです。

母性本能からくる唸りは、避妊手術をすれば抑えられるものですが、妊娠を含む母犬になっていなくても、発情や想像妊娠でも母性が強くなり飼い主さんに対して唸ってしまうことがあります。

これは一過性にものなので、叱ったりしつけをしようとするのではなく見守ってあげてください。

薬による唸りですが、服用している薬の副作用として、犬の性格を変えてしまうことがあるそうです。

ニュージーランド・リンカーン大学のロレーラ・ナトーリ氏の研究報告によると、糖質コルチコイド薬という炎症性疾患や免疫系疾患に対して広く使用されている薬で症状が出ているとのことです。

この薬は副作用も多いことで有名らしいのですが、ナトーリ氏の研究で服用している犬が

  • 神経質で落ち着きがなくなった
  • 怒りっぽくなった
  • 驚きやすくなった
  • 拒絶反応が増えた
  • 餌を頑固に守ろうとするようになった
  • 活動性が減った
  • 無駄吠えが増えた

という結果が見られたそうです。

もしも、病気によって薬を飲み始めた後から性格が変わった・攻撃的になった・よく唸るようになったなどが見られた場合は、動物病院でご相談されてみても良いかもしれません。

唸っている犬への注意点

犬が唸っている時は多くの場合攻撃前の警告であることはご紹介した通りです。

理由によっては、思いっきり噛むなどの攻撃性が高い可能性もありますから、まず噛まれない程度の距離を置いて、自衛するようにしてください。

「飼い主に唸るなんて!」「放っておいたら上下関係が逆転してしまう」と思って、叱ったり、仰向けにして抑えつけたりはやめてください。

この考え方は最初の方でも触れましたが、ちょっと昔の考え方のしつけだとしがちなことなんですね。

でも、例えば恐怖を感じて唸っているのに、叱って抑えつけたら余計恐怖を感じてしまいますし、そんな飼い主さんのことを信頼することは難しいです。

犬と築くのは上下関係ではなく信頼関係です。

犬が唸っている時は刺激をせず、落ち着くのを待ちながらどうして唸っているのか観察して理由を突き止めるようにしてください。

触っても唸らない犬にするには?

触っても唸らない犬にするためには、根本的なしつけをして、何より犬が安心していられるように信頼関係を築くことはとても大切なことです。

どんな対策をとったとしても、信頼関係が築けていないと、犬は不安を感じやすくなるため自衛する気持ちが強くなり唸りやすくなってしまいます。

正しいしつけの方法を知って、自信を持って犬に接していくというが基本になりますので、「正しいしつけの方法って?」という方はこちらをご覧ください。

その他すぐに取り組める方法としては

  • 犬が唸る原因を無くす
  • 焦らずゆっくりと慣らしていく
  • 安心して生活できる環境を整える
という方法があります。

犬が唸る理由というのをご紹介しましたので、触って唸ったときの触り方などをよく観察して何に対してストレスを感じているのかを探してください。

この理由を見誤ってしまうと、唸るのをやめないばかりかさらに悪化してしまうことにもなりますので、できるだけ人間目線ではなく、犬目線で考えていただきたいと思います。

ポイントとしては、どんな時に何に対して唸っているのか?を見極めてもらうと良いと思います。

あとどこを触ったときに唸るのか?もポイントの一つになります。

特定の場所を触ったときに唸る場合は、まだ慣れていないので触られたくないという気持ちが強いことが考えられます。

その場合は、焦らず、犬も人間もリラックスして機嫌が良い時に、おやつを上げながら少しずつ触る時間を伸ばすイメージで慣らしていきましょう。

おやつをあげると、触られることが嫌というイメージから、美味しいものがもらえるという良いイメージに変えやすくなるので、肥満に気をつけながらおやつを利用してもらえればと思います。

安心できる生活環境というのは、1人でゆっくり休める場所を作ってあげ、そこにいる時はかまったり触ったりしないようにします。

犬もオンとオフが無いと、常に緊張している状態になり、あらゆるものに過敏になってしまいます。

ゆっくりとOFFができるよう「犬をダメにするソファー」のような、くつろぎ空間を作ってあげると良いでしょう。

OFFは必要ですが、犬はあまり自由すぎるのもよくありませんので、オンの時には成犬になっても繰り返しトレーニングの時間を作り、犬の作業欲求を満たしてあげることも必要です。

心身共に満たされた生活を送ることができると、色々なことに順応する余裕もできますから、すぐ唸るということは少なくなってきます。

触ると唸る犬のしつけ~最後に

犬はとても恐怖を感じやすくトラウマになりやすいデリケートな動物です。

犬は過去にさかのぼって考えて反省するということはできませんが、過去に起きたことは記憶しています。

子犬を迎えてからは怖い思いをさせていないと思いますが、もしかしたらショップにいたときに誤って店員さんに足を踏まれてとても痛い思いをしている可能性もあります。

飼い主さんが知らない所で怖い思いをしてしまっているかもしれません。

食物性の唸りはフードガーディング(food guarding)とも呼ばれますが、ショップによってはなるべく大きくしないために最低限の餌しか与えず、フードに対して強く執着する要因を作ってしまっているというお話も聞きます。

これは決して子犬が悪いのではなく、明らかにショップが悪いわけですが、フードに執着して取られまいと唸ってしまうと子犬が悪いように感じられてしまいます。

他にも迎える前に、1人でいる時間が長かったり、ふれあいが全くなかったなど、人間を漠然と怖いと思ってしまうような原因はたくさんあります。

飼い主さんは早く仲良くなりたいと思うので、つい過剰に触れ合おうとしたり、しつこくしてしまうことも、仕方ないとは思いますが、触られて唸る原因となることを気づかずにしていることもあります。

人間側からしたら本当にたいしたことではないかもしれませんが、犬からしたら(特に子犬にしたら)非常に大きなストレスになっていることは少なくありません。

そういう点でも、犬への理解を深めていくと、適した行動をとれる飼い主さんになることができますので、知るということはとても重要なことだと思います。

犬の幸せ・飼い主としての幸せ・犬と人のパートナーとしての幸せを、今後たくさん感じていただきたいと切に願っています。

そのためにも、もし「実践しているしつけ」が定まっていない場合には、おすすめした多くの方々にも喜ばれている信頼できるしつけ方法を実践していただければと思います。

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